NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SF.../森望編集
¥998Amazon.co.jp

【本格、奇想、幻想、純文学、ミステリ、恋愛……SFというジャンルが持つ幅の広さと可能性を詰め込んだ、オリジナル日本SFアンソロジー・シリーズ刊行開始。
第1弾は10人の完全新作+故伊藤計劃の絶筆を特別収録。

「オリジナル・アンソロジー『NOVA』開幕編となる本書では、2010年代の日本SFの中軸を担うべき作家たちに新作を依頼し、それぞれの書き手が「これぞSF」と思う作品を全力で書いてもらった。ここに収められた11編は、“新星(nova)”の名にふさわしい強烈な輝きを放っていると信じている」――大森望

収録先品(全11編)
●北野勇作「社員たち」
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
●藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて
●山本弘「七歩跳んだ男」
その男は死んでいた。初の月面殺人事件か? 本格SF的と学会的本格ミステリ開幕
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ
●田中哲弥「隣人」
家庭を襲い胃を満たし脳に染み入るこの臭い……恐ろしい非常識が越してきた
●斉藤直子「ゴルコンダ」
先輩の奥さん、めちゃめちゃ美人さんだし、こんな状況なら憧れの花びら大回転ですよ
●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
戦え! 対既知外生命体殲滅部隊ジューシーフルーツ!!
●円城塔「Beaver Weaver」
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
●伊藤計劃「屍者の帝国」
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。――圧巻の絶筆、特別収録】


北野勇作 「社員たち」
会社が埋まってしまったので掘り出しているお話
秘書室が出てきたから社長ももうすぐだよ


小林泰三 「忘却の侵略」
古典力学的世界観と量子力学的世界観のお話
記憶を消す敵との戦い
ビデオに撮りながら頑張ります


藤田雅矢 「エンゼルフレンチ」
ちょっとだけ「ほしのこえ」を思い出した、これは結構好き
宇宙に行ってしまった少年を追いかける女の子の話、といえば聞こえはいいが無人探査機の話です、名前はダイチとすばる
ダイチは陸域観測技術衛星ですばるは望遠鏡からかな、プレアデス星団が予想外に綺麗だった、なんじゃありゃすげー!


山本弘 「七歩跳んだ男」
史上初月面殺人
宇宙に空気があることを証明しようとした男になるのか?
p157の後ろから2行目の存在価値が解らない(笑)
真珠湾攻撃のときの空母機動部隊の漢字のカッコよさったら


田中啓文 「ガラスの地球を救え!」
日本政府の年間予算数年分とか何百兆だよ
国債入れて国家予算80後半くらい? と思ったら結構バラけるんですね、80兆台か
これで計算すると想像つかない額を突っ込んだな宇宙でのオタク産業に、いつのまにそんな高度な技術を……
結果オーライなのか? 陰陽師が出てくるからどうしようかと思った
イエズスがOKとは知らなかった(笑) 陰陽師のことはほとんど知らないけど多分ダメじゃね


田中哲弥 「隣人」
不意打ちで気持ち悪くて吐き気した
これすごい気持ち悪くて逆に良かった
隣人さん警察に通報レベルではないですかこれ。家でヤギ飼うとかすげえな。

斉藤直子 「ゴルコンダ」
一夫二八妻
奥さんが二八人に増えたお話
視点の男がなんとも言えなくて好きです(笑)、センパイが常識人だけにこの人視点で見ると時々「え?」となる。
おせっかいですらなく悪気なく嫌なことしそうだなこいつ
何回も書くと不幸の手紙の書く内容がめんどくさくなってくる
これも結構好き、こいつまたなにかやらかすんじゃないだろうかと楽しく待ってます


牧野修 「黎明コンビニ血祭り実話SP」
7割くらい意味が解らなかった
上書き、三人称、補足、とかなんかうん


円城塔 「Beaver Weaver」
これも意味が解んなかった!
わたしが酔っぱらってたのか酔っぱらったような文だと思った


飛浩隆 「自生の夢」
会話をするだけで人を殺せる男と詩人の女性の話
男が書いた書物を全部読み解き切り貼りして作成する
近未来的? 周りにいるなんかかが言葉を保存する


伊藤計劃 「屍者の帝国」
スパイと吸血鬼の話(てか序章?)
登場人物の喋っていることのほとんどが解らん!! 横文字苦手。
面白そうだったが永久に続かないのでここで終わり

山本さん、飛さん、伊藤さんだけ読んだことある