堂島物語(2) 青雲篇 (中公文庫)/富樫 倫太郎
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【山代屋へ奉公に上がっておよそ二年。
丁稚として雑用に追われながら、幕府未公認の米先物取引「つめかえし」で相場師としての頭角を現しつつある吉左。
ある日、取引に失敗して莫大な借金を作った幹助を助けるため、より賭博性の高い「日仕舞い取引」に挑む。
一方、吉左を嫌う丁稚頭の百助は、正月の薮入り後も店に戻らず…。
本格経済時代小説。 】


■ 感想とか色々


結局はコネと言わざるを得ない話です、もちろんそのコネは吉左自身が築いたものでもあるし大切にしてきたものでもあるので、よくよく恵まれていることを除けば特にどうということもありません
まあ結局コネで解決してるんだけどね(笑)、お嫁さんの根性(?)もあるし喉突いたってことは声でなくなるのかな? と思ったらそんなこともない。
株の所はまさに。まあ恩は売っておけということか、売られた方が忘れなければ。

あ、日仕舞い取引はちゃんと儲けます
駆け落ちしたのが一組。結局吉左以降丁稚奉公とか取ってなくね? 山代屋。
月照さまも死んじゃうし宇兵衛さんもいなくなっちゃうみたいだし潰れるのかなあ
「商売は3代目で潰れる」と言われ続けて育ってきたのでそんな可哀想でもないし若旦那のダメっぷりをちょこちょこと読んできたので同情もしない
そううえば2011年8月に72年ぶりとなるコメの先物取引に再開していたらしい!
1巻で少し出てきた不動庵じいちゃんが動きます、吉左に米仲買株をくれるのもこの人です、名前変えろよじいちゃん! 元気すぎだろ。

加保さんもお嫁さんにもらっちゃうしさー! 順調すぎだろー!
子どもも生まれてるし名前は佐太郎です、病で亡くならなければ山代屋に行くはずだった人の名前
月照さまとお父さんが亡くなったけども。もうちょっと苦労してくれてもいいんじゃないですか
駆け落ち未遂でとっつかまても吉左視点なのでそんなに辛そうでもない、それに吉左のために動いてくれる人多いし
6巻まで全部出てるかと思っていたんですがまだ3・4巻までみたい、3巻だけ図書館で予約しました

装画はこよりさん!
加保さん(?)きれー!
1巻とつなげたら吉左の手を握ってるのかなと思ったら別にそんなでもなかった




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