影執事マルクの道行き (富士見ファンタジア文庫)/手島 史詞
¥651Amazon.co.jp

【「――カナメに告白された?」
大理石の冷たい床に正座させられたマルクに、使用人たちの声が降り注いだ。思わず縮こまるマルク。
カナメの明らかな好意を知る仲間にとっては、マルクの自覚のなさのほうが驚きである。
ドミニクは、マルクの肩をポンポンと叩き穏和な口調で諭した。
「とりあえず、カナメさんもエルミナお嬢様も泣かせないようにね?」
エルミナとカナメが、告白に混乱するマルクを置き去りに、二人で家出した。
皆に責められ慌てて後を追ったマルクだが、セリアも同乗しており…!?
運命に導かれ、豪華な大陸横断列車に乗り合わせる契約者たちの目的は。影執事マルク、恋も列車も大暴走。 】


■ 感想とか色々

セリアさんの昔話とアルバ! アルバかっこいい、セリアさんって見た目美人さんだけど中身そんなにカッコよくないしで割とどうでもよかったんだがアルバ絡むといいね!
多分自分がアルバ好きだからだと思うんだー、この人の立ち位置っていうか役割も面白いし

マルクは「カナメとエルミナを愛しいと想う気持ちは同じ」と何度も仰ってますが読む度にイラッと来るんだ
「好きな人を10人挙げてください」、「その人達について教えてください」でも違いが判らないなら心底ダメな男だと思う、セリアも絆されてますがあれのどこがいいのか解らん。
優しいんじゃないだろう、あれは。優しさではないだろう。
優柔不断と甘っちょろい男の子は無理です
ポンポン「仲間」認定するのが好きじゃねーんだな、数が少ないから価値があるのであって乱発されりゃ値段下がるだろ。愛が無限であってもそれを表す時間は有限だし、結局優先順位付けるんだから、君が「同位」であると言い張っても相手がそう思うかどうかは謎
そういえば告白するしないやした云々でエルミナとカナメって自分達に選択権があると思ってない?
君たちはもうマルクを選んだんだから、あとはマルクが誰を選ぶかだろ(笑)、なんだかなあ
勿論選択を変えるのはアリだし、状況が変わって新しい選択が増えるかも解らんが、現時点ではマルク
マルクは誰とも付き合ってませんが、なんか浮気男と彼女と浮気相手で、浮気相手と彼女が言い争ってる感じだ、原因は浮気男でしょうに、なぜそっちと喧嘩をしないか謎。
「女の敵は女」でしたっけ、アホ言うなよどっちも敵だろとよく思う
「恋敵の友人」にしてはエピソードも掘り下げも足らんのでただの綺麗事
それならまだセリアさんを引き留めるのに使われた言葉のほうがずっとマシ

暴走列車を止めるお話
追いかけたジェノバと彼女を運んだ「神風」
偶然セリアと合流したマルク
エルミナに従うカナメ
85分間を繰り返す<狭間猫>と全身鉄の<鉄人>
多分今なら責任能力なしでなんとかなるのか。
しかしそれを決めるのは裁判官だとか法律だとか弁護士だとかリオ自身なので、セリアがリオを殺そうとする理由は納得できない。

裏と表のコイン
眠り姫の不在を許さないアルス・マグナ
不正できるのは一度だけ

イラストレーターはCOMTAさん!
漫画ちっくになってるのがちらほら


影執事マルクの秘密 (富士見ファンタジア文庫)/手島 史詞
¥651Amazon.co.jp
→(感想


影執事マルクの手違い
影執事マルクの迎撃
影執事マルクの天敵
影執事マルクの忘却
影執事マルクの迷走
影執事マルクの覚醒
影執事マルクの秘密
影執事マルクの道行き

どうせだったら送り仮名なしの方が「影執事マルクの」+「漢字二文字」で揃ってたのにこだわりがあるのか