空を飛ぶための三つの動機 THANATOS (講談社ノベルス)/汀 こるもの
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【“死神(タナトス)”と“探偵”
最凶の美少年双子がデスゲームに参戦!?
秘密の館に渦巻く無邪気、狂気、殺意!

“死神(タナトス)”と呼ばれる少年・立花美樹(よしき)が双子の弟・真樹(まさき)や御守り役の刑事とともに紀伊山中で遭難した。
森を彷徨い、辿りついた先は10人の子供と4人の大人が暮らす謎の施設。
だかそこは安寧の地に非ず。
次々に周りで人が死ぬ“死神”体質少年の出現は、案の定、不可解な死の連鎖を呼び起こす。
デスゲームを操るのは誰? 閉ざされた館での推理と攻防! そして凄絶な結末!!】


高槻さんは2回空を飛びました

■ 感想とか色々

高槻さんと9人目の死神係は湊さんと一緒にお食事です
にんべんの多い佐伯倫さんは4人目(だったかな)の娘さんでもあります
食事の余興に勝利条件探し
高槻さんは2回空を飛びました
子供人質にとって拳銃突きつけるなんて刑事のすることじゃねーだろ! なんだが、刑事であることよりも生き残った者勝ちだしね、この人自分で通常だと思ってるけどそんなに通常ではない
武器を必死で確保する高槻さんがえげつない、そこに食い付くとは思ってなかった湊さん
湊さんへの罰ゲーム(?)で「AKB」と「TENGA」はまだ解るが「冷やし縞パン」が解らなかったので検索かけたらそのまんまで驚いた。これ需要あるのか?
正直、18禁モノを買うことよりも、身分証明書提示するときのほうが恥ずかしい気がする
高槻さんは槻の字がなんだか好きなので好きなんですが視点のくせに良心破綻してそうでもっと好きです
信用、信頼、口約束、良心、常識、法律は時に存在していてもいいのだけど、それらは絶対ではないし平等でもない
そういえば車のATの意味が長いこと解らなくて、フィールド? と思ってた、車のかっこよさは未だに解らん、F1はまだ解る、あれはハプニング込みで楽しい。
出屋敷大雅っていう監察医が出てきてた、前も出てきてたっけ、忘れた。
あだなはカサンドラ、真樹がお札もらってた。まさか今更幽霊とかマジですか。あーでも「科学ではいまだ証明されていないもの」の話もであるからか。
幽霊系は結構信じてる(?)ので楽しいぞ。


あーい きゃーん ふらあああああい
ピンポンのあれは結構名言だと思う。
形の違う密室。前回は海で今回は山。(時系列的には逆だが)
美樹がおかしくなっちゃったり、真樹が閉じ込められちゃってたり、子どもたちが大分アレだったり、大人がやる気なかったり
ご飯を作ったときはゾッとしたがまあいんじゃね?
意外と身近なものでのアレルギー多いよねって話
前半の森の中サバイバルのが面白かった、参考文献が。
しかしそうか真樹にとっちゃ高槻さんは湊さんのあのゲームで生き延びてもらっちゃ困るのか
あだ名は蟹工船、本名はタキジ、でも蟹工船って長くないですか
多分生き延びていれば(真樹が彼の名前を呼ぶ回数が多ければ)「蟹」に省略されていたんじゃないだろうか
ちなみに佐伯倫さんは隕石に当たって折れた街灯に当たりました、晴れてあだ名は「プラネテス」です、おめでとうございます!

「流行り物を入れるとダサくなる」と思ってたけどタナトスは平気だった
「盛る」と「アピる」と「パワースポット」と「あけおめ」は死ぬほど苦手です

なんかあの兄弟と高槻さんと湊さんをすっげー久しぶりに読んだ!!!
作者さんが他のシリーズ書いてたから「まさかもう出ないのか?」と思ってしまった、出てよかった…




赤の女王の名の下に THANATOS (講談社ノベルス)/汀 こるもの
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→(感想


1巻 パラダイス・クローズド
2巻 まごころを、きみに
3巻 フォークの先、希望の後
4巻 リッターあたりの致死率は
5巻 赤の女王の名のもとに
6巻 空を飛ぶための三つの動機
1巻と2巻は文庫あり、他は今(2011年10月15日)んとこノベルス