死神少女と1/2アンデッド (ファミ通文庫)/佐々原 史緒
¥588Amazon.co.jp

【死と生の境界を越えて出逢った少年と少女のダーク・ミステリ開幕!
彼此見市に住む高校生、陣内冬哉は、とある海辺の塔から転落死した。
死後の世界で彼は「鏡」を拾う。
だがその瞬間、道士服の少女に追われて大きな鎌で斬られ、気づくと現実世界で蘇生していた……。
日常に戻った冬哉。だが、心音がなく、鏡に映らず、街角に佇む霊が見える。
そしてなぜか自分の死因を思い出すことができなかった。
そんなとき冬哉のクラスにあの鎌の少女が制服姿で現れる、「鏡を返せ」と――。
彼女、那由子は彼岸の門番で、彼のような迷える霊を彼岸へ「渡す」のが役割だという。
それが『死神少女』那由子と、『半死人【1/2アンデッド】』冬哉の奇妙な関係の始まりだった。 】


町の名前が彼此見市(ひしみし)っていうから

■ 感想とか色々

彼此見市っていうから!!!!
まんま「彼岸と此岸」だろと思ったら「しがん」が辞書にはあるのに変換されませんでした
「ひし→彼此」は変換されるのに「彼此→あれこれ」しかヤフー辞書に載っていないという…
グー辞書に載ってた! 読みが「あれこれ」と「ひし」で違っても意味はほとんど一緒だった
なんかすごい無駄な時間を過ごしたぞ今

須藤さつきさんは年上の幼馴染 きょにゅー
表紙の女の子は那由子 細い三つ編み可愛い!
武器は鎌なんだけど一瞬薙刀に見えた


彼此見市には中華街があるらしい
陣内さんはよみがえった弊害(?)で味覚がないらしい
食べても砂みたいとかそんなのは嫌だ
どうやら「今時」の子っぽいぞ! 苦手かな!
須藤先輩が卵好き過ぎて困る、なんであんなに好きなんだ(笑)
ゆで卵って食べてると水分欲しくなるから出先でちょっと小腹空いたときに食べるのには向いてないと思うんだけどなあ…

「うまく死んでくれて」が好きだった
死んだお姉ちゃんを見るようになった妹
夢の中で拾った鏡とそれを取りに来る少女
見えるようになってしまって巻き込まれる少年
ゾンビにやけにくらいついてくる女の子
悪いものを抑えていた神社

那由子のフクロウが朝日新聞?かなんかの子供相談教室みたいなやつのフクロウだった
神仏じゃなくて妖魔って言ってた
作中で主義主張を変えられるよりかは最後「かすかに笑った」程度のが好き
宮大工って「大工のトップ=めちゃくちゃすげえ大工さん」の認識だったんだが名前に「宮」入ってるんだからどう見ても神社仏閣関係だよな
http://iroha-japan.net/iroha/B07_work/02_miyadaiku.html


イラストレーターはkyoさん!
この本は作家買いですが、線画、線画っていうんですか、多分線画で合ってると思うんだけど、カラー1ページ目好き!
2011年9月時点(てかこの記事あげた時点)でこのシリーズは完結してますが続刊を読む予定はない
同じ作者さんでいえば、トクマの『宵月閑話』かファミ通文庫の『暴風ガールズファイト』が出たら買う