九十九の空傘 (ガガガ文庫)/ツカサ
¥620Amazon.co.jp

【気が付くと、空色の傘を手に朽ち果てた家の中で立ち尽くしていた少女。
自分は誰なのか、なぜここにいるのか――少女の記憶は曖昧だ。
誰もいない街を彷徨い、ようやく出会った青年・シグ。
少女は自分が人間ではなく、モノに宿る「九十九神」だと教えられる。
「きっと、お前は傘の九十九神なんだろう」とシグ。
そして少女はカサと名付けられる。
人間がいなくなった町を舞台に、置き去りにされたカミ=「九十九神」たちが人間の真似事をして暮らす、ノスタルジック・ファンタジー。
大人気シリーズ「RIGHT×LIGHT」の著者が送る完全新作。 】


■ 感想とか色々

もちょっとぎっしり書いてほしかった
雨音やカタナシ(依り代ありの九十九を食おうとするやつ。敵。)の擬音が単調で詰まんなかった
そういや、細やかな雨の音って(家を出る用事がないときは)好きなんですが、ここんとこは、降り始めからマックスまでの時間が短くて、しかも当たったら痛そうな音がする
ライトライトは途中で読むのをやめてしまったので新刊が出てると「おお」と思う

シグって検索かけたら生産はスイスらしい
カタナ(依り代は刀)も終わりたくなったらシグに終わらせてもらうらしいし、昔は他にも銃があったのなら、多分残った銃がシグなんだろうなー
シグが終わりたいと思ったときは誰に終わらせてもらうのかな
望みが「死にたくない」ってもし望みが変化するとしてもどう変化するんだろう
カサは助けられなかった「後悔」(「行かなきゃ」)がより強く残って、それが満たされて消える直前に「助けたい」に変わったから今でも残ってる
共生あたりも、それありなんだ!! とは思った(笑)
生前の望みと現在の望みで違いが生まれたら外見も変化すれば面白かったのにー(外見的に)
九十九ってもっとわきゃわきゃしてると思ったら想像とはちょっと違ってた、結構重そう
「茶碗に手足生えました」くらいだと思っていたので(笑)、喋る茶釜や絵が動く掛け軸とかだと
あと人間どこ行った(?)んだろー 九十九の世界なのか


他の九十九神を終わらせる(望みが満たされなくても消せる)シグ
シグがなんというか根暗? 根暗っていうか「かっこよくしました!」みたいな男の子だった
技名は漫画から。シラタマ(猫)可愛いよシラタマ
1時間ちょっとで読み終わった
前半はカサ(表紙の女の子)とシグ(男の子)の出会い
後半は他の九十九たち集合&シグのお仕事のお話

イラストレーターはえいひさん!
可愛い!
膝に丸みが欲しかったかも。靴でかい。女の子可愛い