爛れた闇の帝国/飴村 行
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【高校2年生の正矢は生きる気力を失っていた。
先輩でもあり不良の崎山が、23歳も年の離れた正矢の母親と付き合い出し、入り浸るようになったのだ。
学校も退学し、昼間からぶらぶらと過ごす正矢に、小学生の頃から親友同士の晃一と絵美子は心配して励ましてくる。

一方、独房に監禁された男が目を覚ました。
一切の記憶を失い、自分が何者であるかもわからない。
どうやら自分は大東亜戦争まっただ中の東南アジアで「大罪」を犯してしまったらしい。
少しずつ記憶を取り戻す男だが、定期的に現れる謎の男によって拷問が始まった…。
やがて、絶望の淵にいる正矢と男は、互いの夢の中に現れるようになった。
しかし、二人の過去には恐るべき謎が隠されていた!
日本推理作家協会賞受賞『粘膜蜥蜴』から1年半…満を持して放つ、驚愕のエンタテインメント。】

気持ち悪い

■ 感想とか色々~

シンガポールって昭南島って名前が付けられてたのか。
ウィキのシンガポールの歴史の項目に「なお、昭南島とは「昭和の時代に得た南の島」の意とされている。」ってあった、まあ自分も「昭南島って昭和の昭かな?」と思ったがアバウトすぎるだろ(笑) 名付け親誰だし。

「大罪」ゆえに拷問されている兵隊さん。槍師団、七〇二二部隊、第一中隊、第三小隊。歩兵科の上等兵。
右足首、左足首、指先、睾丸切られたり。軍刀突き刺してるのが生ぬるく思えるな。
兵隊さんは鎖でぶら下げられているので両足首切断あたりで辛そうだった。
いや辛そうとか辛そうじゃないとか切られている時点で痛いんだがな!
拷問してるのは…憲兵さん? でいいのか。「軍」は日章旗よりも旭日旗のイメージ、なんでだろ。


もうひとつの視点は2日前まで高校生だった正矢と、親友の晃一と絵美子。
生活保護の母子家庭。
離婚したらしい父親から養育費貰えば良いのに、と思ってしまった、祖父母の話も出てこないので。
お母さんは息子とほとんど変わらない年の若者と寝てたり。
ベッドシーンはあんまりないんだが気持ち悪かったー
子供も出来ちゃうしね。生活保護もらっててなんで子供作るのか意味が解らない、養育費にお金かかるだろうに。ああ気持ち悪い、気持ち悪い、馬鹿な男に引っかかる馬鹿な女は嫌い、馬鹿な女に引っかかる馬鹿な男も嫌い
気持ち悪さの度合いにおいて 母親が足広げてる最中の写真<<<<あえぎ声 だったのが我ながらわからない。
相手の男がよほどかっこよかったりするならまだしもそんな大した男でもないし。女発言の安全日を信用する男がいたとは!!!! 

陸軍の十四年式、だそうです。八発。
手入れ……手入…れ…………してれば…使えるの…?
「生前の形見分け」はすぐに銃って解った。八発全部詰まってるのにも驚いたけど、おじいさんは拷問のときに使わなかったのかな。
あ、下撃つときに使ってるよ。てことは補充? したの? あるの?
何発撃ったか数えてないと悲惨だよー と思ったらちゃんと数えてたので偉かった! しかしなんで8発って解ったんだろう、教えてもらったのかな。
晃一もしっかり血を受け継いでて笑った。映画監督とAVの話。
こういう小さい所の方が好きだなあ。父親の写真の件は結構好きだった。
しかし 気 付 け と思わないでもない。
堕胎の手術するのは晃一のおじいちゃんなのに、なんで晃一の名前がそこで出てくるのか謎だったりした、あとでわかった。それにしたってなんで交換条件をお前がつけるのか謎だったがな!!
晃一と正矢とあとちらほら(お母さんと晃一のじいちゃん)死んでたりするんだけど、絵美子だけ残っちゃったり、崎山さんとかも個人的にはいらなかった。
正矢の人生って…… となる。

弟の女強姦して孕ませて、その後弟を監禁して長年拷問した挙句に天国行こうとか何様だし。
仏教も宗派によると思うの……