千年樹の町―シンフォニアグリーン (電撃文庫)/砦 葉月
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【百年樹、道路蔦、夜光樹、種射砲、船浮き草…。
多くのものが植物により形作られる世界。領樹の守族エンは新しい千年樹の町を作るため旅に出る。
植樹後は樹領を離れられないエンにとって最初で最後の旅。
旅の途上、砂漠の町でエンは植物を採集して町に運ぶプラントハンターのリィン、その弟子クウと出会い、行動をともにすることになる。
さまざまな出来事と人々との交流を通して世界を知っていくエン。
一方、砂漠では謎の砂ソリが現れ町を脅かそうとしていた。
砦葉月&秋津たいらが贈る、ハートフル・ファンタジー第二弾登場。 】

■ 感想とか色々~

百年樹よりも大きな千年樹の町を作るよ!
千年なんて長すぎてわかんねえよ! というお話、かもしれない。
基本的にのったーんとしている。おおおおお!! という盛り上がりはないけど、ああなるほどなー(1巻を受け継いでいる)ってところがある。
地味に1巻でも千年樹出てきてるんですね…
視点でもある守族のエンがリィンの変人度に驚きながらも落ち着いた頭のいい人。
いいのはいいんだが、どうも「籠の中の鳥」っぽくて、外出たのも初めて、他の町や環境(砂漠など)は伝聞、というのがなんだかなあ。
書物での知識とリアルでの経験の両方積んでから上の役職(?)について欲しいーよー。
託された期待(=種)を裏切れない、が好き。
リィンの説得の仕方もよかった、契約と自分が死んだ後のお話。「仕方ない」で千年背負えるかと。
前の巻の登場人物もちらほら出てきているのでちょっと嬉しかった。

町と町をつなぐ町、中継地点。
人口比率。女性と子供ばっかり。
まだ「人が帰る」場所ではないところ。
2割の成功を支えてくれる8割の失敗。
見捨てられた町出身の兄妹とか。後から作られた真実の本。
植物の能力と効果。
守族と種とのつながり、……だったら樹側の話も読みたい!!
なんか精霊っぽくすればダメですかダメですよね、それもう既に違う話になっちゃうし。

イラストレーターは秋津たいらさん!
なんかもうなんなんだ、なんなんだ、というか「ゲームならいい」。

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