世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)/橋本 和也
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【家族全員、不思議なチカラを持ち、なぜか世界を巡る危機に巻き込まれ、それを解決しなければならない星弓一家。
その末っ子、星弓刻人。
真面目だけどモテる、モテるけれど彼女を作らない彼が、家にクラスメイトの女の子を連れてきた。
梢という名のその少女は予知能力があり、周りから神様と呼ばれているらしい。
その梢曰く、「あと一週間で、世界が終わっちゃうかもしれないんですけど…どうします?」
そして梢と刻人は失踪した。二人を追う軋人たちの前には謎の黒服軍団も現れ事態は混迷を極めるが―――。
はたして少女の正体と世界の運命の行方は。 】

ええー…………。

■ 感想とか色々~

相変わらず――と言いたいんだが、残念ながら。
兄弟のお話でもあったり、小さい頃の「猫」のお話でもあったり、やっとお鉢が回ってきた刻人のお話でもありました。
ぼろ雑巾なってたりどっか泊まりで出かけてたり2巻のあれも悪役カッコよくて霞んでたしで、やっと出てきた待ってないけど待ってたよ!と思ったのにー!

七美さんは出てくるが彩さんは出てこず。
美智乃もちょっとだけかなー 柚島さんの出番がめっちゃくちゃ少ないのなんでですか。
ラブレターと屋上だけじゃないのか、いやちらほらそりゃあるが! 柚島さん!

あー………なんつーんですか、わたし梢さんの考えてることも言ってることもどうでもいいんですよ……ね……。
「ああ、うんうん」で終わっちゃうんだよなあ。興味ないの。
興味ないことに言葉費やすのも嫌なんだけど。
悪意だけで生きてきたら悪意という言葉すら生まれない、と思ってま……す。感情を筆頭にして曖昧なものは対がない場合もあるし、一概には言えませんが、「わたし」がいなければ「あなた」もいないでしょう、そもそも認識や区別のレベルで。
「敵」がいたなら「味方」もいたはず……なんだけどなあ、あー………根が深いから切る。
梢さんが「周りは全員敵で誰も愛してくれなくて本当の自分を見せたら逃げちゃうんだ」とか思うのは別にいいよ、はっ(嘲笑)と思わないこともないが、まあ好きになさい。
梢さんの周りにいる人たちは梢さんを哀れむか攻撃をするかのどちらかでそんな人達に一泡吹かせたかったのね、よしそれならそれでいい、で、そっからどうするの。
猫と被らせるのもなあ、猫っぽくなかったしなあ……。
盗んだバイクで走り出すのは尾崎豊世代でしたっけ。リアルタイムじゃないけど。
キシト兄さんとんだとばっちりぃ!と思った。(ころころ意見変えすぎなんだよ梢さん!)
まあいいけど兄さんの懐の深さというか人相の悪さとか交渉方法:暴力とかね、うん。お父さんが下にいるのは愛情駄々漏れだからだよ。
悪役も悪役で……最後まで悪役然としていればいいのに………!
「あいつ……そんなに悪い奴でも…なかったのかな……」みたいなの大嫌い。綺麗に纏めようとしている?
「お前そんなに悪い奴じゃないんだろうけど、でもいたら俺達が困るから消えて?」まで行くんだったら楽しい。
世界の平和よりも一人の女の子。
というか根本、梢さん……なんで死なないの……? とか素で言いたくなって言っちゃうよ(笑)
次も買います。
死んだ双子の姉設定もう忘れてた。美智乃がなんか危ないのは覚えてる。

(追記:
野良犬に殺された猫は どこかへ行きたかった のかもしれないけど、でも軋人と刻人の秘密基地に帰るつもりだったかもしれないじゃん と思った。猫にしか解んないですがね。そしてこちらの方がより救いがないか)

イラストレーターはさめだ小判さん!
顔つき幼くなった?
あとP276で二人学ラン喧嘩するのに動きにくくないですか と思った。
眼鏡外すとそっくり兄弟(笑) 私服見たい!


世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)/橋本 和也
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