歯みがきつくって億万長者―やさしくわかる経済の話 (チア・ブックス)/ジーン メリル
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【十二歳の男の子が手作りの歯みがきを売りだして、あっというまに億万長者になったなんて信じられる?
でも、本当のことなんだ。だって、あたしもウーンと手伝ったんだもの。
天才的なアイディア少年の、ユーモラスなサクセス・ストーリー。
いつのまにか、経済のしくみがやさしくわかります 】

本当は3セントで作れる歯みがきなのに、お店で売っているのは79セント。
味だってそんなによくないのに高すぎる。―――これだったら僕だって作れるんじゃないか?


12才の黒人の少年・ルーファスと、同じく12才白人のケイト。
どうして仲良くなったのって、聞かれても困ることはないのだけど。
上手く友達を作れなかったとき、肌の色も性別も関係ナシに手を伸ばしてくれた。

ルーファスが自分で考えた“株”制度、
増えてくる友達とお手伝い。
算数の時間が「歯みがき Ⅰ」に代わって、ケイトは12ガロンのチューブを買う。
閉鎖されたのに整備され続ける工場、
お金を貸してくれる銀行(このときの遣り取りが凄い好き!)、
整備士ヘクターさんとハッピーリップス。
ルーファスのお祖母ちゃんのメイフラワーさん。


大きくなるにつれて値段は高くなるけど、利益は昔と同じ、1セント。


ルーファスもケイトも凄いいい奴…! 友達になりたい。
うっそだー!って思っちゃうところもあるんですが、やっぱり面白かったです。
初めて読んだときはどこが“経済の仕組み”なのか全く解らなかったんですが、確かにありました。
ああああこのお金や人の動き、株券のこととか、社長同士の会議とか、授業でやったなー。