天使祝詞
天使祝詞 5 (5) (WINGS COMICS)/くさなぎ 俊祈
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【未来の命を狙い爆発事故を起こしていたのは、彼女に執着する主治医・西だった。
一方、組織の幹部で未来の父親・斎藤は、娘の事は放っておいてくれと結に「命令」する。
未来の「願い」と斎藤の「命令」。二つの思いを受け止めた結が下した決断とは!?
くさなぎ俊祈が描く虚無と救済のアサシン・ストーリー、「天使祝詞」第五弾!!】


■登場人物をかねて

:殺人人形(キリングドール)として、感情のない様育てられた少年
人の殺し方は知っていても、涙の流し方は知らない。与えられた任務を、ただ遂行していく。

齋藤未来:組織の幹部の娘。結に好意を抱いている。
病気でもう長くはないらしく、結に「私を殺して欲しい」と依頼した。
そのあと条件に「私が笑うまで殺さないで」を付け足す。

宮城:結が入り浸っている教会の神父で、同じく暗殺者で狙撃者。
昔、訓練の一環として傭兵をしていた。(天使祝詞Ⅲ参照)
そこで傭兵達の隊長の「諫早」と出会い彼の子供である結の面倒を頼まれる。
なぜ暗殺者なのに神父をしているかというと「神様がこの世で一番残酷だからだよ」とのこと。

ドクター:組織の医者。本人曰く「ちゃんとした闇医者」。結の主治医らしいが、彼が結の手当てをする事は殆ど無い。
優しそうなイメージだが、実際は腹黒く冷血。

(ウィキから抜粋/一部編集)


■人間の本音
言っていることと正反対というのが斎藤さんの特徴。
どうせ、と言いながら、悲観的になりながら、その裏に隠した“覚えていて”という願望。
これが結にとっての初めての任務失敗につながるのですが、最後のあの笑顔にもうやられました…!
飛び降りる勇気などないだろうと一度目。飛び降りた二度目。
命令を取り下げられた結の動きが今までにすればアリエナイんだけど、また素敵。


神父さんがブチ切れました…!
行動の理由がなんであろうと結果的に助けに来た結が瀕死の状態になったとき、宮城さんバージョン発動。
うわあああああ神父さんが鬼畜って…! 神父の台詞じゃない!
だがまあそこも素敵だ。というか敵である先生にナイフでぶすぶす刺されちゃってるのでそら怒るわな。


斎藤未来の最期と、結に残った傷。