御堂 彰彦
付喪堂骨董店 3―“不思議”取り扱います (3) (電撃文庫 お 9-6)
是非続刊を。2巻で減退してましたが、めげずに買ってよかった。
良かった。可愛い。段々絵の雰囲気も変わってきたんでしょうか。
咲ちゃん可愛い。
・箱
罪を隠した“箱”。咲と友達になった少女の猫探しに付き合います。
指定した時間にしか現れず、その時間以外は絶対に見付からない箱です。
冒頭でまたもや都和子さんが色々買いあさっています。
まぁ結局は育てるわけだし………よかったんじゃないかな、と。
・人形
「一緒に生きることができないから、一緒に死ぬことを選んだんだ!」
咲が危ない状態での切羽詰った刻也の台詞……!
時を越えての恋の成就よりも頑なにそれを渡さない咲に焦る刻也が可愛かった。
人間に近い人形を作ろうとした二人の人形師。
螺子式と糸式、絡み合った二つの<アンティーク>。
・夢
これが1番好き。刻也と咲がどうのこうのを除いたとしても好き。
「みんな笑ってハッピーエンド」を好きな一方で「都合のいい幸せ」は読みたくないとも思います。
愛している人を失った少女が手にしたのは、自分の思うように動かせる夢が見れるお香。
例えニセモノであっても、夢の中でそこは自分の望むまま。
刻也が見せられたのは、咲を失う夢。そうして、香を手にするかどうか問われる夢。
ミイラ取りがミイラです。
あそこであのイラストは反則でしょう。外だったんで照れました。
・眠り姫
12時間の強制睡眠。もたらしたのは前回のお香の灰です。
刻也が起きているときは咲が眠り、咲が眠っているときは刻也が眠る。
会話すら出来ない寝顔だけの日々。
ガムと歯磨きです(笑)
都和子さんがいなければあんな風にはならなかった……! グッジョブ姉さん!
4巻が出たらすぐ読みたいと思います。
咲ちゃん惚れるわー。