野村 美月, 竹岡 美穂
“文学少女”と穢名の天使

毎度毎度、太字の所が、飽きました。

3作目でもちょっと言ってますけれど、だって4回目だよ、飽きるよ、流石に。
しかもみんな言葉で泣いてるの。やめてくれよー。陰鬱になるだろう。
堂々巡り過ぎてダメでした。もうそろそろこっちも飽きてきた(酷い

しかも、人間が豹変しすぎ………。
愛憎劇……いや、昼ドラかよ…………。
うー…………なんだろう、1作目は、本当に凄かったんですよ。
こういう書き方もあるんだ~!って、もー感動したんですが。

……今見てきたら、3作目で既に飽きた言ってました(苦笑)


さって、じゃあ個人的ツボだった所を。
天野先輩の登場が少なかったですねー。(そこ?
受験生だとかで国立一本しかもE判定、数学のⅠからやってますが頑張ってました。
代わりに出張ったのが………誰だっけ、ほらあれ、あ、思い出したななせさん。
今回はこの子が中心です。
本音を言うと、漸く存在価値が出てきたねと肩を叩きたい所ですが、作中で親友が死んでるのであーあやっちゃったとう感想。
ああやって絡んでくれればいいんですがねえ。これまでが長かった……。


そういえば、今まで――コノハって、美羽のことが好きだと思ってたんですが。
それ故の罪悪感だったんでしょうけど、きっと密かに変わって来たのかなあ。
今回は「罪悪の象徴」でしかなかったと思います。
それか、汚いものが入った壷の蓋。
見たくない真実? んー、これまでと大分変わった気がします。
でも、ななせには傾きかけているだけで、まだ友達の枠は超えないのでしょう。
むしろ、戦友かなあと思います。同じ者に立ち向かう人。
ただ彼女の方は、コノハよりも2歩も3歩も先を行く。
傷付いて、蹲って、涙して、そうした姿を、抱きしめたい?


どっちかって言うと、傷の舐め合いみたいに思えますが。
でもこの巻で天野先輩は完全に保護者役です。
弟の流人?も出てきます、ちょっとだけ。


音楽の男性教諭とななせと同じ図書委員の臣くんが初登場にしてキーマン。
教師の方とななせさんの絡みが面白かったです。
慣れた男の人はやはり見ていて気持ちがいい。


ななせとコノハの初めて出会う所も書かれています。僅かですけれど;;



穢れた穢れたが繰り返されててウザかったですが、
「夕歌との約束」を守ったななせさんに感動しました。
最後の、クリスマスツリーの中に行くまでの所が、1番スキでした。

愛している人との平和な日々があれば、それに勝るものはないでしょう。


それではそれではきらきら!!
やー、でもやっぱり竹岡さんの絵、好きだなぁ。

同シリーズの感想です。別窓開きますのでご注意を。
刊行順、古いものほど上となっています。

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