ミヤマダイモンジソウ | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳


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7月5日 山の鼻登山口から至仏山に向かう木道沿いにミヤマダイモンジソウが咲いていました。
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ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)

ユキノシタ科ユキノシタ属

高山帯の岩場や岩礫地に生える多年草

花期は、7~8月。


葉は根生し、腎円形、縁は掌状に浅裂~中裂し、基部は心形。

ダイモンジソウとは、葉の表面に毛がないことで判別します。

円錐状花序に、萼片5個、白色の花弁5個、紅紫色の葯をもつ10個の雄しべ、雌しべの花柱2個からなる小さな花を多数付けます。

花弁は、名前の由来のとおり、大の字のように、下側の2個が長くなるものが多いですが、長さや大きさが不揃いな花も少なくありません。



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右下の花は、熟して、花盤(雌しべの基部の花蜜を分泌する器官)から雌しべの2個の花柱が伸びています。
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花弁に切れ込みが入っている個体もありました。
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蛇紋岩の目立つところまで登って来たときに、岩の間からひょろっと花茎をのばして、先端に花を付けている植物がありました。

葉を見ると、ミヤマダイモンジソウであるとしか思えません。
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しかし、花弁が8個あり、雄しべの葯も14個あるように見え、花弁の基部は淡紅色を帯びています。


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これも蛇紋岩の影響による変形なのでしょうか?