つづきです。

 

白浜♡記念日旅行(20)

 

今年は和歌山の偉人・南方熊楠(みなかたくまぐす)が和歌山市に生まれて150年。

 

たしか今日は、和歌山市で熊楠ゆかりの地を歩くウォーキングイベントも開催されたはず!

地味に盛り上がっている南方熊楠生誕150周年です。

 

南方熊楠は、

世界的な博物学者であり、民俗学・宗教学などの研究を続け論文を発表したり、

日本で最初の「エコロギー(エコロジー)」という言葉を使い、自然保護活動を行った人物として知られています。

 

ちなみに、19ヶ国語を話せたようです。凄いですよね。

 

今度は番所山公園、南方熊楠記念館にやってきました。

 

熊楠さんが亡くなってから、遺族からいくつかの資料の寄贈を受けて、昭和40年に開館した南方熊楠記念館。

 

その後、新館建築工事の為しばらく休館されていたのですが、

2017年3月19日にオープンされたので、どんな風に変わったのかも気になって訪れました。

 

麻巳子たちは下の第一駐車場に駐車しました。(無料)

上の第二駐車場へ行く場合は、信号機に従い進みます。

 

・・・ぼんやりと、昔、和歌山市の和歌浦にあった展望台への道を思い出しました。

同じように細い坂道で、信号機があったのですよね。

 

これ。

今は展望台も無く、信号機は使われず、その後どうなっているのやら・・・。

 

80m先に第二駐車場があります。

記念館にはこちらの駐車場が近いのですが満車でした。

 

番所山案内マップがありました。

 

番所山も巡ってみたかったのですが、麻巳子の体調があまりよくなくて、今回は記念館を訪れるのみになりました。

今度ゆっくり巡りたいです!

 

記念館へは駐車場から歩いて約5分。

車も通る坂道を歩いてふたりで登って行きました。

 

まるで植物園のよう。

 

 

 

 

 

道が分かれ左が第二駐車場なので、麻巳子たちは右へ。

 

さらに右へ。

 

 

さらに階段を上ります。

 

ふたりとも、下からこんなに距離があったっけ?と思いました。

植物園のような中の坂道を歩いたのは覚えていたのだけれど・・・。

 

階段を上りきると、

 

大きな昭和天皇御製碑が正面に建っていました。

 

こちらは2007年4月に訪問した時の画像です。

この石碑は当時の物と変わっていないようですね。(*^.^*)

 

「雨にふける神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」

 

昭和4年6月1日、昭和天皇が南紀に行幸されました。

 

(熊野三所神社にて撮影)

 

天皇は、お召艦「長門」で田辺湾上に停泊し、御座船で神島(かしま)に渡り、

 

(熊野三所神社に安置されている御座船)

 

天皇陛下をお迎えした熊楠さんは案内役を勤めたあと、長門の艦上で御進講を行いました。

その時に、桐の箱では無く、キャラメルの大箱に入れた生物の標本を献上したというエピソードは有名です。

 

昭和16年12月29日に熊楠さんは亡くなりましたが、

昭和37年5月23日に、再び昭和天皇が白浜へ行幸されました。

その時に宿の古賀の井の屋上から、雨に煙る田辺湾を展望され、熊楠さんとのことを回想され、偲んでこの和歌を詠まれたそうです。

 

旧南方熊楠記念館より神島を撮影。(2007年4月)

 

つづきます。