1999年 秋の終わり頃
待望の妊娠
大喜びで 産院に行った
私は「おめでとうございます」って
TVでよくあるシーンのような展開を期待してたんだけど
先生が言ったのは
「確かに妊娠してます
今 5~6週ですが 週数が早すぎて
まだ 心拍は確認できません また 来週きてください」
なんだか 拍子抜けしちゃった
でも 妊娠しているのは確かだってわかったので
うきうきしまくって 一週間を過ごし
再度 検診へ
「・・・先週と大きさ 変わってませんね」
心拍も確認できず 先生は来週もくるように言った
祈るような想いで 検診へ
「赤ちゃんが育っていません
けいりゅう流産の可能性が高いです」
なに言ってるの???
だって私 赤ちゃん授かったんだよ
確かに妊娠してるって言ったじゃん
妊娠したら 赤ちゃんは生まれてくる
そう思っていた私は
この状況をうまく理解できなかった
妊娠の10~15%くらいの可能性で流産がおこること
けいりゅう流産というのは 本人に自覚がないこと
今回は 母体のせいではなく
赤ちゃん本人側に原因があること
など 丁寧に説明してくれた
9週になっても このままのようだったら手術をする
そういわれたことが
現実になってしまった。。。
手術当日
大きなお腹で 幸せそうな妊婦さんたちに並んで
ぺったんこのお腹で
でも なんだかへんに気丈にふるまって
悲しい顔なんかみせられないって
無理しちゃってる私がいた
よりにもよってこの日 出産が多かったのか
私は 陣痛真っ只中の妊婦さんと相部屋になり
手術までの時間を過ごすことなった
これから赤ちゃんに会いにいく人
今から赤ちゃんとさよならしにいく私
・・・。
これも全て現実
幸いにも その人はとてもいい人で
陣痛の合間には私とたわいない話をしてくれたりして
お互い何もいわなくてもわかってるって感じだった
手術のことは覚えてない
実感なんてまったくない
お腹に手をあてて
さよならをした
光に還っちゃったんだ。。。
続く
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