2015年
60歳を過ぎ故郷での平穏な日々に物足りなさを感じていた作家のビル(ロバート・レッドフォード)は、ふと約3,500キロ続くアメリカの自然歩道「アパラチアン・トレイル」の踏破を考える。旅の相棒に酒好きで型破りな旧友カッツ(ニック・ノルティ)が名乗りを上げ、 旅がスタートする。ところが体力の衰えや、自然の猛威という現実に直面し……。シネマトゥデイより
原題は「A WALK IN THE WOODS」ですが、
歩くコースは確かにトレイル。
京都にもトレイルコースあります。
もちろんこんなに長いわけでは無く、京都郊外を一周回るコース。
幾つかに分かれているので、1日1コース日帰りも出来ます。
書店に地図も売っています。
と言いながら、私は歩いたことがありません。
いつか行きたい。。誰か連れて行ってくれないかな~(夫は歩くのが嫌い)
映画の舞台のロングトレイルは3500キロ。制覇するのは何か月もかかるようです。
2人の周りも殆どが若者。
他に老人は見当たりませんでした。
それに、荷物がとても重たそうです(私には背負えない)。
ビルの旧友カッツは何だか胡散臭い人に見えましたが、
実際同行してみると、体格に問題ありですが、気のいいおじいちゃんです。
最初はカッツが足手まといになるのでは?と思いましたが、
川と崖からの転落事故はどちらもビルが踏み外したもので、
巻き添えになったのはカッツのほう。
また、何故か女性にもてるのもカッツの方なのです。
険しい道もありましたが、どちらかというと気楽な旅で、
途中で車に乗せてもらったり、ホテルでゆっくり休んだりと、
テント生活だけではありませんでした。(熊に死んだふりはダメだよね)
1週間くらいでギブアップと思ったけど、
結構頑張った2人。
もちろん得たものもありました。
カッツは人生をやり直したい。
ビルはまだまだ世界を知りたいという前向きな欲求。
歳をとってからも新しいことに挑戦するのはいいことですね。
ビルにとってトレイルとはそれだけでは無く、
家族の元に帰るためのトレイルでもあったようです。
R・レッドフォード。首から上は随分おじいちゃんに見えましたが、
上背があるせいか、後ろ姿はまだ若い。
でも妻役のエマ・トンプソンとは実年齢が23歳違うのでちょっと違和感。
邦題を変えてしまったので、
最後のカッツへの返事がちょっとおかしくなったと思います。
また、森に行くんかい…