2008年 ブラジル
骨董屋を営むロウレンソは冷血な男。
ある日ハンバーガー店で、自分の理想のお尻を持つ女性と出会います。
ロウレンソは彼女の尻に憑りつかれ何とか自分のものにしたいと思う。
ある日、骨董店に奇妙な物を持ちこむ男性がいました。
劇場未公開作品。
私も内容は全く知らず借りてきました。
ブラジルではお尻の美容整形があるそうですね。
女性のお尻は大きいほど魅力的だとか…
偏屈な男ロウレンソは、女性自身に惹かれたわけでは無く、
彼女のお尻に惹かれたのです。
お尻と結婚したい
妄想が膨らみ、彼女のお尻のことで頭が一杯。
骨董店には色々な品物を持ち込む人たちが来ます。
私は客のおじさんたちの顔の区別がつかない…
ロウレンソはそれはもう酷い奴です。人間のクズとは彼のための言葉のよう。
思いやりは一切なく、独自の理論で生きています。
(演じる俳優さんはよく見るとハンサムかな~)
彼は見たことの無い父親への愛に飢えています。
異常な性癖だけでなく、
非常に下水の臭いを気にして、
尻だけで無く、どんどん下水の臭いにも憑りつかれていきます。
そんな男だから、人々に恨まれるのは当然のこと。
彼が「悪魔」と呼んでいた女性は、最後は「天使」のようだった。
彼は念願の尻を手に入れるのですが、
私はあの女性のお尻は、下着を脱いだときよりも、
パンティやボトムズを着ていたほうが、いいお尻だと思います。
(根拠はありません…)
ところで…
タイトルに「尻」が付いていたので「シリ」と書いて来ましたが、
劇中のセリフではロウレンソが「ケツ」を連発しています。
お尻で始まりお尻で終わる映画でした。