2007年
作家のマーゴットは妹ポーリンの結婚式に出席するため、思春期の息子クロードを連れて久々に実家を訪れる。
長い間疎遠だった関係から、ぎこちないながらも再会を喜ぶ姉妹。
しかし、ポーリンの婚約者マルコムが無職の画家と知ったマーゴットは、この結婚への不安を露わにし始める。
こうした彼女の傲慢でワガママな人柄は、息子や夫、さらには隣人との問題を浮き彫りにし、次々と思わぬトラブルを巻き起こしてしまうこととなるのだが…。allcinemaより
劇場未公開作品。
主人公の姉役にニコール・キッドマン。
妹役にジェニファー・ジェイソン・リー(私は初見)。
他にジャック・ブラック、ジョン・タートゥーロなどが出演。
「ウェディング」のタイトルから明るい話かと思っていましたが、
何だか胡散臭い人たちが集まった、決して楽しい作品ではありませんでした。
ある家族がテーマ。
作家のマーゴットは薬物中毒で、夫とは離婚に向けて協議中。
また、他の男性と交際しています。
妹はバツイチで新しい彼と結婚間近ですが、
その男は無職で変わり者。
それぞれの子供たちはアスペルガーと注意欠陥症。
隣人はクレーマーで、怪しげな生活を送っている。
昔姉妹の間に何があったのか?
父親の暴力のせいなのかはよく分かりませんでしたが、
2人とも衝突ばかりで
この家族、全くかみ合わないのです。
マーゴットの考えはある意味正論で、
妹のことを心配する気持ちはわかります。
ただ、自分のことは棚にあげているような気がします。
自分がしっかりしていないのに、人のことを注意しても誰も聞いてくれないよね…
また、マーゴットと息子の関係も普通では無いです。
息子は体は大きくなってきているけど、心の中は小さい子供かな。
大きな出来事が起こるわけではありませんが、
大人たちの確執がずっと続き、
もしかしたら、怪しげな隣家のほうがずっと正常なのかもしれないと思えてきたほど
最後のマーゴットの選択はどうなのかな~
マーゴットひとりで息子を育てるのには無理があると思います。
彼には父親が必要でしょう。
ドキドキしましたが、とりあえず、わんこが無事戻ってきてめでたしめでたしでした。