2013年 イタリア
雨が降りしきるバス停で、カフェに勤務するエレナ(カシア・スムートニアック)はアントニオ(フランチェスコ・アルカ)と出会う。
彼は同僚のシルヴィア(カロリーナ・クレシェンティーニ)の恋人だった上に、性格も全く違うにもかかわらず二人は恋に落ちる。
13年後、親友と一緒に始めたカフェが軌道に乗り、子供にも恵まれた彼らを悲劇が襲う。
シネマトゥデイより
雨のバス停で出会った二人。
最初は反目しあっていたものの、すぐに恋に落ちる。
これってラブコメの王道~
と思いながら観ていたら、いきなり13年後に飛びます。
13年後、エレナとアントニオは結婚していて2人の子供もいる。
エレナのカフェの稼ぎで食べているような夫。
喧嘩も絶えない夫婦に、エレナは乳がんの宣告を受けるのです。
しかも初期では無いらしい。
(そこまで大きくなるに気が付かないのは浮気中の夫のせい?)
エレナ役の女優さんは私は初見。
眉が濃く太く、エラが張った美女。誰か他の女優さんにも似ているのよね。
役柄上は、実の母親役の女優さんより叔母さんの方に似ていました。
アントニオ役の俳優さんも初めてですが、
ラテン系とはいえ、この御方、濃い×10倍(私は苦手なお顔…)
エレナの親友(ゲイ)のファヴィオがとてもいい
夫の代わりに彼女をずっと支えてきた。
童顔ですが13年後には髭を蓄えて男らしく(ゲイだけど)なりました。
「ブルーノのしあわせガイド」でルカ役を演じてた青年だったんだね。
大事な人が重病になったら…
親や親戚、配偶者や友人たちの対応は…
そして、子供は残酷です。
若い頃、勤め先のカフェで客としてきたいた医学生は後半の伏線になっています。
エレナの同室の女性のくだりは先が読めます。
変わったところといえば、
中盤ゴッソリ抜けていた場面が最後に挿入されています。
エレナがどうなったかまでは描かれていませんが、
医者の言葉を信じるしかないね。
妻が病気になって夫婦の絆を取り戻せた2人。
こういう家族は世界中に数多くいるような気がします。