2003年 アメリカ
ハリウッドのスター、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために来日し、滞在先のホテルへと向かっていた。
ホテルで出迎える日本人スタッフに軽く挨拶をし部屋に入るとアメリカの妻からファックスが入る。
シネマトゥデイより
ボブの新宿滞在記です。
彼の夫婦生活は倦怠期。妻に大事にされていないと感じています。
日頃の鬱憤を抱えたまま東京に仕事に来たものだから、
何を見ても閉塞感ばかり。全然楽しめません。
日本人が英語が苦手なのが気いらず、
日本人のRとLの発音が気になって仕方が無い。
ただ、16年前の映画ではありますが、
作品中に出て来たような接客業の人は当時でも少ないと思う。
飲食店の店員が全く英語を話せず、
すごく無愛想に登場するのです(サンキューくらいは言えるでしょ!)
一方、ホテルで知り合ったシャーロットは新婚ですが、
こちらも仕事で忙しい夫に相手にされず独りぼっちで寂しい。
そんな2人がお互いちょっと恋心を抱くのですが、
もちろん成就するとは思えない想いです。
ところで、シャーロットの交友関係が不思議だし、
ボブを案内するのはマニアックなスポットが多い
監督の抱く東京のイメージはあんな場所ばかりなのかな~
シャーロットが京都を訪れる場面もありますが、
何だか意味無いような…
しゃぶしゃぶ店を「自分で料理する店」と貶した2人。
しゃぶしゃぶだけで無く、みんなでワイワイ食べる料理は西洋人は嫌い?
自分を見失った2人。
異国だからこそ、通じ合ったので、
自分の国に戻ったら全く異世界の2人だと思います。
余談ですが、カラオケの場面でも聴こえますが、
映画の日本予告版は、はっぴいえんどの「風をあつめて」。
この選曲はどなただったのかな~