2014年
おじいちゃん(ビリー・コノリー)の誕生日を祝福すべく、マクラウド一家の面々はスコットランドの自宅に集結する。
しかし別居中で破局が秒読みのダグ(デヴィッド・テナント)とアビー(ロザムンド・パイク)夫妻、精神状態が不安定な伯母などいずれも問題を抱え、和やかな一家団らんとは言い難いものだった。そんな中、アビーの子供たちが引き起こした行動をきっかけに、一家はとんでもないピンチを迎え……。シネマトゥデイより
京都では随分遅れて上映が始まりました。
舞台は子供たちの父親の実家スコットランド。
ガン末期75歳のおじいちゃんの誕生を盛大に祝う予定。
ところが子供たちの両親は離婚寸前で口げんかばかり。
成金の兄も妻に対する愛情が足りない。
何といっても子供たちが可愛い~
大人の事情が分かり始めた長女、冒険物が大好きな長男、
石が友だち(!)の次女。
兄夫婦にも音楽オタクの息子がいます。
一方、親たちは自分のことしか考えられない人間。
子供たちを愛しているのはもちろんなのですが、
子供の前での振る舞いは、子供たちを傷つけているだけ
そんなエゴイズムな大人たちとは裏腹、おじいちゃんは豪快です。
自称ヴァイキング(昔の海賊)の末裔だそうで、何よりも自分に素直。
子供たちには人生経験が豊富なお年寄りの話のほうが、
たくさん得るものがあったようです。
大好きなおじいちゃんがピンチ!
子供たちはおじいちゃんが望んでいるだろうということを実践します。
浜辺に向かう途中、子供が車の運転をする場面がありますが、これは伏線になっています。
後半、この事実を知った大人たちが、
警察、児童福祉課、マスコミまで巻き込んで大騒ぎ。
でも観ている私たちは、子供たちがしたことに不満なんてありゃしない。
おじいちゃんにとってはあれが一番幸せだもの。
ハートフルコメディだそうですが、
一番笑えたのは伯母のスーパーの乱闘場面かな
逆に、浜辺に迎えに来た、とある青年登場で、ちょっと涙ぐむ…
大人は修復不可能にしても、
子供たちにとってはいい方向に向かって終わったと思います。
あの子たちがもう少し大きくなったら、どんな青春を過ごすのか想像すると楽しいです。