2000年 ドイツ
「ふたりのロッテ」のエーリヒ・ケストナーの同名原作を、映画化したファミリー映画。
点子ちゃんとアントンは親友同士。でも、父のいないアントンは病気になった母の代わりに、内緒でバイトしていて最近一緒に遊べない。
一方、点子ちゃんの家は裕福だけど、医者の父とボランティアに熱心な母は留守がちで、母と一緒にいられるアントンがうらやましかったりする……。
裕福な家庭の子、点子ちゃんと、貧しいけれどいつも元気なアントンの友情を描いた心温まる物語。 allcinemaより
原作小説は読んでいませんが、
舞台を現代に置き換えて、原作には無いエピソードを加えた作品だそうです。
点子ちゃんの両親は忙しくて、
育児は他人に任せきり。
点子ちゃんは寂しくて仕方がない。
いくら大きな家に住んでいても、いくらお金持ちでも、
アントンは持っていて点子ちゃんには持っていないものがある。
だけど二人は大親友。
2人のやり取りは可愛くてほのぼの。
学校のいじめっ子も定番です。
夫婦仲は冷めていましたが、
作品を盛り上げていたのは、イケイケ家庭教師のロランスと、
乳母のような家政婦ベルダ。
特にベルダは頼りになるのです
オペラの夜は二次元中継でドキドキしました。
プールは仲直りの場所です。
主人公の2人の子役は撮影当時10歳だったので、
うちの子供たちと同年代だと思います。
現在は20代後半ね。
アントン役の子は将来俳優になりたいと言っていましたが、夢は叶ったのかな~
映画の中の登場人物は、児童文学の原作に比べかなり脚色されているそうで、
お子様向きの作品と言う訳ではありませんでした。
女優さんのインタビューにもありましたが、
年齢関係なく楽しめる作品です。
また、私が過去に観たドイツ映画は暗めの作品が多かったですが、
この作品はラテン系まで混ざっていて、ノリノリでした。
ちなみに点子ちゃんの名前。
ドイツ語でpünktchenは「小さな点」という意味。
まさしく点子ちゃんだ
私はお家で鑑賞でしたが、
劇場で観られた方々は、
きっと笑顔で映画館を後にしたと思います。