2014年
アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話をすることになる。
酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。 シネマトゥデイより
In東宝シネマズ二条
初日に行って来ました。
中年男やおじいさんと、男の子の交流の映画はたくさんあります。
今回は荒れた生活を送る皮肉屋の男と、転校生でいじめられっこの男の子の話。
ビル・マーレイがコメディで主人公を演じる作品を観るのは久し振りです。
相変わらずお腹が出てるわ~
メリッサ・マッカーシーは前回見たのが「デンジャラス・バディ」だったのですが、
コメディでも今回は全然違う。
時々ドキッとするセリフを言いますが、頑張り屋のお母さん役です。
もうひとりのメインキャストは娼婦役のナオミ・ワッツ。
口角ちょっと下がったかな~
彼女が一番身体を張っていたような気がします
(シャッターを上げるあの姿…)
ヴィンセントが教えてくれたのは、
ケンカの方法や馬券の買い方、お酒の飲み方など、大人は眉をしかめるものですが、
それらは目に見えるもの。
でも、オリバーはヴィンセントから目に見えない別のことを教わっていたのです。
転校当時いじめられていたオリバー。
カトリックの学校のようですが、
この学校の先生たちがいいのよ~
差別をしないし、オリバーの母の告白も親身になって聞いてくれます。
オリバー役の男の子。
一生懸命演じているのが伝わってきました。
また、同級生の男の子。
最初はいじめっ子でしたが、この子もいい子。
ヴィンセントとオリバーの周りに悪い奴いないのです。
しいていえば、借金取りのテレンス氏かな。
(今回は無いけど、この御方スーツ姿が素敵なのよ)
学校のスピーチ大会がクライマックス。
オリバーのスピーチ、ちょっとウルッとなります。
アメリカはベトナムやイラクなど戦争における兵士の心の傷が深く、
それを扱った映画も多いです。
でもこの作品は、ほのぼのしたコメディです。
観客も年齢層高かった。
(私の並びのおじいさんは大いびきかいてました。)
ビル氏ならではの作品ですが、
実は私はビル・マーレイのチョイ役が好きなのです。
(ゲット・スマートの木の中の人とか)
まあ、たまには主役で頑張る姿を拝見するのもいいか…