2014年
ウェンディ(パトリシア・クラークソン)はニューヨークで書評家としての成功を手にしていたが、長年共に暮らしてきた夫にある日突然捨てられる。
一人取り残された彼女は悲嘆に暮れ、さらに自分で車を運転しなければならないことに気付く。ウェンディはインド人タクシードライバーのダルワーン(ベン・キングズレー)の手ほどきを受けることに。 シネマトゥデイより
IN東宝シネマズ二条
公開初日に観て来ました。
クマのぬいぐるみとどちらにしようか迷いましたが、
その後の仕事の都合で短い作品にしました。
要するに、
離婚することになった中年女性が、
インド人運転手に自動車教習の個人レッスンを受けるという話です。
英国俳優ベン・キングスレーがインド人役
それって昔の大作をおちょくっているのかと思いきや、
宗教的なこともしっかり描かれていました。
あごひげの男性が頭の上で髪をお団子にして、ターバンを巻くシク教。
その姿はよくテレビで見かけますが、ヒンドゥー教とは違います。
その宗教のせいで、ダルワーンは迫害を受けてアメリカに亡命したという設定。
(無知な若者たちは、頭にターバン=イスラム過激派と思っている…)
一方、ウェンディの身の上は映画でもよくある話。
2人を結びつけたのが運転教習なのが面白いところです。
内容とはズレますが、
免許持っていない人の自動車運転の個人レッスンって、一般道路でOKなの~
学科無いの~
日本の免許取得方法とは全然違うわ。
しかもデイーラーから車をすぐにお持ち帰り。
車庫証明は(ヤボな想像ですハイ…)
この作品を選んだ理由のひとつはパトリシア・クラークソンでした。
同年代の女優さんですが、相変わらずお綺麗~お鼻が高い~
それにベットシーン全然OK!
でも流石に首の皺が目立ちます。
(やっぱり首で年齢が分かるのね…)
鑑賞前はラブコメディと信じていましたが、
ラブもコメディもちょっと違うかな~
(ウェンディの妹の数々の過激発言には苦笑でしたが…)
ウェンディがシク教の風習にビックリする場面に、私も一緒に驚き、
不安で愛想の悪いダルワーンの新妻の変化にホッとした作品です。
締めくくりも、大人の映画だな~と思いまいた。
ただ、映画の内容とは違いますが、
原題が「LEARNING TO DRIVE」(自動車の教習)なのに、
邦題に「まわり道」を入れたのは何故だろう
誰もまわり道していなかったような気がする。
また、邦題に何でもかんでも「しあわせ」を無理やり入れるのは疑問なのです。
(そのせいで私はしあわせと訳された洋画をどんだけ観ているか…)