2003年
1929年10月、アメリカは株の大暴落で大恐慌時代に陥った。
それまで自動車ディーラーとして成功を収めていたハワードは、最愛の息子を交通事故で亡くし、妻にも去られてしまった。そんな彼は1933年、運命的に出会った女性マーセラと結婚。
そして、乗馬の愛好家である彼女に影響を受け、競馬の世界に傾倒していく。
やがて、彼はカウボーイのスミスを調教師として雇う。
スミスは“シービスケット”と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、その騎手として気の強い男ジョニー・ポラードを起用するのだった。allcinemaより
馬が出てくる映画は数知れず。
西部劇では当たり前、邦画でも戦国時代には欠かせません。
「ロック・ユー」も馬に乗った競技だったわね~
馬の映画で私が思いつくのは、
「モンタナの風に抱かれて」
「すべての美しい馬」
比較的新しいのは「戦火の馬」かな~
もちろん、この作品のビスケット君も主役級です。
原作はノンフィクションとのこと。
前半に3人の男性が登場しますが、
最初の内は彼らがどう繋がるのか想像できませんでした。
彼らはだんだん距離を縮めていき、
一気に顔合わせとなります
それにしても当時の草競馬。
馬の上で、騎手が掴み合い。こんなのアリだったのね~
ジョニー役のマグワイア氏、騎手にしては大柄という設定でした。
確かに本物の騎手の方々に比べたら大きいのかも知れないけど、
マグワイア氏はそれほど大柄では無いかな。
当時の髪型もよく似合っていました
ブリッジス演じるチャールズはすごく人のいい実業家。
人間が大きく、話術にも長けていて、素敵な男性に描かれていました。
クーパー氏もシブかったです。
チャールズに雇われた2人は幸運だったと思います。
馬と騎手の双方が気が荒いコンビ。
実力はバツグン。強敵に勝つにはあとはチームとしての信頼関係のみ。
でも、お決まりのように邪魔する者もいる。
当時はそれがよくあることで、
油断したジョニーにも多少落ち度があったのかも…
それと、実況アナウンサーのウィリアム・H・メーシーが面白い。
と言うより、メーシーが扱う小道具が面白い。
当時はコンピューターなんぞ無かったから、
アナログな音響効果でした
あれだけ揃えばどんな音でも出せそう
彼らの信頼関係だけでなく、
恐慌というどん底、アクシデントというどん底。
それらから這い上がるチャンスと技も映画から観ることが出来ました。