2013年
オクラホマの片田舎に住む母親バイオレット(メリル・ストリープ)と、父親がこつぜんと姿を消したことで集まった3姉妹。
一癖ある母バイオレットは病を患い、長女のバーバラ(ジュリア・ロバーツ)は夫(ユアン・マクレガー)の浮気と娘(アビゲイル・ブレスリン)の反抗期に悩んでいた。
一方、次女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)はひそかな恋に胸を躍らせており、三女カレン(ジュリエット・ルイス)は家族の危機に婚約者を伴い帰宅した。シネマトゥデイより
日本では去年話題になった作品。
元々舞台作品だったのはしりませんでした。
メリル・ストリープとジュリア・ロバーツの一騎打ち。
メリルはもうすぐ公開の魔女役より怖いかも…
ジュリアの夫役がユアンなのですが、
髭のせいか本人に見えず。
というか、ここに登場する役者さんたち、
顔が似ていないというより、
雰囲気的にもどう見ても家族に見えないのよ。
わざとバラバラの俳優さんたちを集めたのかな~
もちろん血が繋がっているはずの3姉妹も全然似ていない。
抜群の掛け合いだった母親とその妹も、
姉妹と言うより親友にしか見えませんでした。
私が一番好きだったネイティヴアメリカンの頼もしいお手伝いさん。
あの顔、どこかで見たことがあると思ったら、
「フローズン・リバー」の女性でした。
親子関係は最悪。
この母にしてこの娘。
夫婦関係も悪いし、次女も三女もその恋愛は難しい状態。
どうにもこうにもならない家族なのです。
ただ、あの毒舌でわがままな母親が自分の事ばかり考えているのでは無く、
子供たちの分もと思って薬を過剰摂取する場面は、
母親としての優しさが僅かに残っているんだ~と思いました。
後半、ちょっと落ち着いたかな~と思ったら、
叔母さんの爆弾発言。
私も思わず固まったわ~
結局、家族は崩壊したまま終わるのですが、
その先の希望までは直接映画では描いていませんでした。
でもさっぱりしたバーバラを見て、何とかなるでしょと思いました。