2013年 スペイン


或る晩、法医学研究所の遺体安置室から女性の遺体が盗まれる。

彼女の殺害と、遺体を盗んだ罪で、警察は夫を疑う。

彼は若い女性と不倫関係にあり、

傲慢な妻と別れようとしていた。

しかも彼女を毒殺できる薬を取り扱っていた。


し振りに面白いサスペンスを観ました。

しかもだんだんホラーのような展開になってくるのです。目


日本の2時間推理ドラマは早いうちから犯人が分かるのですが、

この作品は最後の最後の10分までまったく分かりませんでした。


まず前半は、妻を殺した不倫夫を極悪人に見せている。

そのうち、彼の妻がいかに傲慢で嫌な女であったか、

夫が妻を殺害しても当然のような雰囲気に。

私もちょっと夫が気の毒に思いましたあせる


しかし、夫があくまで不倫相手の女性と上手く逃げようとする姿に、

またもや夫に嫌悪感をおぼえる。


そして怪奇現象が次々起こるのです。

それは妻の亡霊の仕業なのか、

逆に、妻は本当は生きていて、夫に復讐しているのか、

全く見当が付かないまま進みます。


一方、事件を追う刑事は彼の犯行を確信しています。

それは絶対揺るぎの無いもの。


考えたら、もしあの怪奇現象が人の手によるものだったら、

それはやり手の妻なら出来るかも知れない。

でも、協力者がいないと無理でしょう。


だったらやっぱりホルターガイストなのか?

そこのところがは結末を知ってから、納得するところ。


時々挿入されるある人物の過去の記憶。

ここに注目することが出来たなら、

最後を見ずにカラクリが分かるはずです。

いや~、上手く出来ていますグッド!


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