2010年 アメリカ


1980年マサチューセッツ

ベティ・アンの兄ケニーは殺人罪で終身刑の実刑になり収監。

しかし、彼女は兄の無実を信じ、

自ら弁護士になるため法律を学び、学友の協力も得て、

当時の州警察に再鑑定をしてもらうため行動を続けます。


実際に起こったウォーターズ事件を元に作られた作品。

私は知らない事件ですが、

映画になったくらいですから、現地では有名な事件だったのだと思います。

というか、殺人事件そのものより、冤罪事件として有名だったのでしょうね。

日本では劇場未公開だそうです。



執念で兄を救い出すベティ・アンにヒラリー・スワンク。

ケニーにサム・ロックウェル。親友にミニー・ドライバー。

ジュリェット・ルイスも出演していました(最初は気が付かなかった)



幼いころから自分を守ってくれた兄のために人生を捧げた女性。

兄ケニーはどう見ても喧嘩っ早く手が出るのが早い。

でも金品を盗むため人を殺さない。

兄を信じる心に全く揺るぎがないのです。



でも…

何だかヒラリー・スワンクの役ってあまり好きでないことが多いです。

強すぎて引いちゃうのです…

しかも彼女はものすごい早口。

私はもしかして早送りで観ているのか?と、リモコンのボタンを確認したほどですあせる



1980年当時はDNA鑑定が無かったのですね。

事件当時にこの鑑定があったらケニーは18年間も収監されていなかったでしょう。

また、警察の脅しやねつ造による証言人への関与も酷いものでした。



知らなかったのですが、マサチューセッツは死刑制度が無いそうです。

だからケニーはひたすら檻の中で耐えていました。

死刑制度があったならすでに彼の命は無かったのかも知れません。

それに冤罪事件は真犯人が見つからないことも多いのですね。



エンドロールで実際の兄妹の写真が写ります。

あまりにも結び付きの強いきょうだいにビックリでした。


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