2009年 アメリカ

ウディ・アレン監督作品


初老の男で元物理学者のボリス(ラリー・デヴィッド)は、妻と離婚しアパートに一人住まい。

自殺失敗の後遺症から片足を引きずっていました。

そこへ南部から家出してきた若い女性メロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)が住みついてしまいます。

その後老人と若い娘は結婚します。

そこへメロディの母親が訪問し、挙句の果ては母と離婚した父親までやってきます。


監督がボリスのようにIQ200かどうかは知りませんが、

どう見てもボリスは監督の分身です。

映画ではボリスが画面の観客に向かって話しかける場面も多いです。


日本でも去年ワイドショーを賑わせた歳の差婚。

私は芸能人しか知りませんが、一般人でも少なくないことなのかしら~はてなマーク


偏屈でルックスもいいとは言えず、

パニック障害で人嫌いな老人。

しかも貧乏なボリスに何故メロディは惹かれたのでしょうね。


2人の脳みその中があまりにも違い過ぎるからかな~あせる

屁理屈や、ややこしい理論ばかり言ってるボリスに、

高校もろくに出ていない「尺取虫の脳」のメロディが好意を持ったのです。

南部の田舎にはいない老人が新鮮な存在だったのでしょうね…


一方、ボリスの方は迷惑がりながらも美しくて若い女性が転がり込んで、

実はまんざらでもないようです。

これは私より殿方の方が彼の気持ちが分かるでしょう…


メロディの母親役にはパトリシア・クラークソン。

最初は「めずらしくおバカ役?」と思いましたが、

後から能力全開です。にひひ


世の中の中高年男性が憧れる(?)ボリスの好運。

ただし○イアグラは必ず必要かもね~くすり


偏屈なボリスのセリフはひとつひとつが面白くて笑えます。

確かに本当のことかも知れないけど、

こんなに斜めから見る人はやっぱりウディ・アレンだからか…

特に宗教への皮肉は多かったです。


この作品で初めて聞いた「知性格差婚」

でも結局皆さん、落ち着くところに落ち着くわけで。


最後にボリスが知り合った女性は、

彼とは歳の差も知性の差も無さそうですが、

「科学と占い」って全く表と裏。

今度は「何の差のカップル」と呼んだらいいのやらはてなマーク


人生万歳! [DVD]/ラリー・デヴィッド,エヴァン・レイチェル・ウッド,パトリシア・クラークソン
¥3,990
Amazon.co.jp