2011年 イギリス・アメリカ
19世紀のイギリス。
両親を失い意地悪な叔母の家に預けられたジェーン(ミア・ワシコウスカ)は、
その後施設に入れられ、卒業後はロチェスター邸の家庭教師に雇われます。
真っ直ぐで物怖じしないジェーンとロチェスター(マイケル・・ファスベンダー)は、
いつしかお互い惹かれあい結婚することになりますが、
結婚式の当日、彼が重大な秘密を隠していたことを知ります。
またまたイギリスの作品を劇場鑑賞しました。
シャーロッテ・ブランテの原作は未読です。
劣悪な施設は作者が実際暮らしていた場所をモデルにしたとか…
何度も映画化されているそうですが、
私は今回初めて観ました。
長編小説を120分に仕上げた作品なので、
どこが割愛されているのかは分かりませんが、
彼女の少女時代かな~
そのため。最初に出てきた意地悪な叔母さんが、
後からもちょっと登場するのですが、インパクトが弱かったです。
逆にジェーンとロチェスターの出会いと
互いに惹かれあっていく過程の方が丁寧だったかな。
ジェーンは美人でもお金持ちでも無いし、
当時のイギリス人女性としては自立していてズケズケ物を言う性格なのです。
そしてそれを全部包み込んでくれるのはロチェスターしかいないし、
彼女もそれを充分分かっていたと思います。
お似合いの2人です
主役の2人俳優も最近出演作が多いですね。
確かにミアちゃんは特別美人では無いかもしれないけど、
愛嬌があって可愛い顔だわ~
マイケルは、私はマグニートー以来かもしれません。
英国紳士役も素敵です。
ジュディ・デンチも少しばかり登場します。
もったいない使い方かも知れませんが、
ここは無名の女優さんよりは、彼女の方が引き締まると思います。
鑑賞前にあらすじで読んだロチェスター卿の隠し事を知ったとき、
もっと怖い話なのかと思っていましたが、
それは彼の優しさからそのような状態になっているのが分かりました。
とは言っても映像は暗かったわ
イギリスの気候のせいかしら~
純粋なラブストーリーです。
19世紀のイギリスで自分の意志で行動する女性がいかに少なかったことかも再確認。
また、親切な牧師でもこの時代の男性は彼の考え方が普通なのだと思いました。
やっぱりロチェスターが一番です(本作品のロチェスターが一番ハンサムらしいしね)
炎に包まれたはずの彼が最後も相変わらずハンサムなのも許しちゃおう
彼女の耳に聞こえてくるロチェスターの
「ジェーン」という声が耳に残る作品でした。