2010年 アメリカ
ニューヨークに住むソフィ(アマンダ・セイフライド)とヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)は
彼の仕事と婚前旅行も兼ねてイタリアのヴェローナを訪れます。
観光名所の「ジュリエットの家」を訪れたソフィは、
50年前にイギリスのクレア(ヴァネッサ・レッド・グレイヴ)という女性が恋愛相談を書いた手紙を見つけます。
彼女に返事を書いたところ、クレアは昔の恋人を探しに、
孫のチャーリーと共にイタリアにやってきました。
「ロミオとジュリエット」で有名なイタリア、ヴェローナが舞台のロマンチックラブストーリーです。
女性の想いを綴る名所と言えば、思い浮かんだのは京都の直指庵ですが、
イタリアの「ジュリエットの家」では、世界中から訪れた女性たちが書いた手紙に、
ジュリエットの秘書なる女性たちが返事を書いてくれるのです。
記者志望のソフィはたまたま秘書の方々と知り合いになり、
自分が壁から見つけたクレアに返事を書くことになったわけ。
ソフィの婚約者はニューヨークで店を開く準備で、
観光どころかソフィをほったらかし。
そこでクレアと孫のチャーリーと共に、クレアの昔の恋人を探す旅に同行するのです。
彼女はそれを記事に書くための目的でもありました。
クレアとチャーリーは最初は反発しあうのですが、
クレアが一緒に行動してくれることになると、チャーリーがちょっと嬉しそうな顔をするのよね。
それがとても微笑ましくて。
「マンマ・ミーア」のアマンダはとてもチャーミングでした。
肩を出したサンドレスはとってもお似合い。
そして公開時はすでに70歳をとうに超えているヴァネッサの可愛らしいこと。
15歳の頃の気持ちに戻った彼女は、本当に少女のような表情をするのです。
流石だわ~
そういえば、クレアの相手役のフランコ・ンネロは、
本物のヴァネッサの昔の恋人だと知ってビックリ
また、元の恋人探しに出会うイタリアのおじいさんたちの、何とも愉快なこと。
イタリア男性はあのお歳になるまで、ずっと女性を甘い言葉で口説くのですね。
この作品はクレアの恋愛だけで無く、
若いソフィが自分の結婚観を考え直す旅になります。
作品1本で2つのラブストーリーが観られるなんれ何てお得なの~
そして感動的な場面は「ロミオとジュリエット」に引っ掛けて現れます。
ヒントは白馬とバルコニーね~
クレアの場面もソフィの場面も感動的で泣きたくなりました。
そうそう、ソフィの婚約者ガエル・ガルシアは全く蚊帳の外です。
ヴィクターは仕事に熱心なあまり、ソフィを思いやる気持ちが無かったの。
このまま結婚していたら、彼女とはうまくいかなかったのは間違いなしです。
そして、ソフィがクレアに書いた手紙は最後の方で紹介されます。
それにしても久々に素敵なラブストーリーを観ました。
若いかたも年配の方も楽しめる作品だと思います。
取って付けたようなベッドシーンも一切ありません。
これは娘にも勧めようっと
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