2011年 アメリカ
ジャック・スパロウは故あって、昔の恋人アンジェリカと出会います。
しかし彼女は極悪な海賊黒ひげの娘で、
ジャックは黒ひげの船で他の船員達とともに、生命の泉へ向かいます。
一方、かつての敵バルボッサはイギリス国王の手下となり、
イギリスの公賊として生命の泉へ向かいます。
また、スペイン軍も200年前に沈んだ海賊船を探し始めます。
公開されて1ヶ月以上経ちましたが、やっと行って来ました。
2Dでの鑑賞です。
数々のレビューを読むと、
この4作目は、シリーズ2、3作めよりはいいものの、
やはり1作目は超えられないとか…
まあ、それでもこの作品は大きなスクリーンで観たかったのです。
黒ヒゲの船。
バルボッサの船。
そしてスペイン艦隊。
この3つ巴の戦いになる本作ですが、
目的が当初から分かっているのは黒ヒゲだけ。
バルボッサの目的は後から分かります。
ジャック船長は黒ひげにこき使われながら、
相変わらず無責任で信用できない男。
でも彼の興味は永遠の命ではなくて、
沈んだ海賊船のお宝です。相変わらずのヒカリもの好き~
前の3作と大きく違うな~と思ったのは、
海賊たちが怖くない
ゾンビがいますが人を食わないし…
黒ヒゲの手下たちも印象薄いです。(日本人俳優の松崎さん、最後まで出てましたね♪)
そもそも黒ヒゲも普通の性悪おっちゃんにしか見えないわ。
たとえ合成でもタコ船長はインパクト大きかったし、
バルボッサの幽霊船も怖ろしかったのですが、
黒ヒゲは変なロープ使いの名人のようで…
若い男女の登場シーンはそれほど多くありませんでした。
フィリップ役のサム・クラフリンは英ドラマ「大聖堂」で頑強な兵士でしたから、
あら、鎧の下の肉体も鍛え抜いていたのね~と感心したわ。
ジュディ・デンチは贅沢な使い方をしていましたね。
それにしてもどうやってあの胸を作ったの~
相変わらずジャックとバルボッサの掛け合いは面白かったです。
お互いを信用していないけど、いい凸凹コンビです。
ギブスの豚もわざとらしいけど、それはそれで笑えたわ。
クライマックスであの音楽が流れると胸がときめきました
予想どおり一同生命の泉までたどり着いたわけですが、
私利私欲に奔走される海賊どもと違い、
なんとスペイン軍のかっこいいこと
「永遠の命は宗教で求めろ」
そうよ、私もそう言ってあげたいわ。
艦長素敵~
前作と違って、ダラダラ長いとは感じられませんでした。
面白くてもそうでなくても、
やはりこのシリーズは映画館で観て正解ではないでしょうか。
もちろん2Dで充分でしょう。
エンドクレジットの後のオマケで、
アンジェリカが微笑むシーン。
ああ、次作もジャック船長はこの女性に翻弄されるのね…