1951年 アメリカ アカデミー賞作品賞受賞作品
戦後のパリ。
元兵士のアメリカ人ジェリーは、
画家で成功することを夢見て、単身パリで暮らしていました。
ある日、彼の絵を見込んだマダムと一緒に食事をしていたところ、
居合わせたリズという女性に一目惚れしてしまいます。
惹かれあう2人でしたが、
実は彼女にはアンリという恋人がいました。
「雨に唄えば」で御馴染みのジーン・ケリーが、
得意のタップダンスで踊りまくる楽しい作品です。
またヒロイン役のレスリー・キャロンはとてもキュートなバレエダンスを披露。
友人役のオスカー・レバントのピアノも最高です。
冒頭部分のジェリーの部屋がとても可愛いんです。
古いアパートのこじんまりした部屋なのですが、
あちこちに仕掛けがあって、
まるでおとぎ話に出てくる部屋みたい~
パリの街は絵を描く人で溢れています。
街そのものが絵画なんですね。
そして、やはり絵を売るためにはパトロンが必要なのか…
ジェリーがハンサムだから成功したのかもしれませんが、
彼のナンパ方法は普通は嫌われるでしょ!
ストーリーの中で消化不良だったのは、
ジェリーの画家としての活動はこの先どうなるのか、
マダムとの関係はどうなるのか全く予見不可能でした。
映像と音楽だけで楽しめる作品です。
ジョージ・ガーシュインの「アイ・ゴット・リズム」はあまりにも有名ですね。
気分が落ち込んでいる時はいいかも知れないわ。
クライマックスは○ィズニーランドのショウを見ているようで、
とてもワクワクした気分になれました。
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