2009年 アメリカ


1969年、ニューヨーク州ホワイトレイク。

商工会議所で働くエリオット(ディミトリ・マーティン)の実家は寂れたモーテルでした。

町おこしの案を考えるエリオットは、

ウォールキルの街で行なわれるはずだった、ウッドストック・フェスティバルが

住民の反対にあって許可が下りなくなったことを知り、

自分の町で開催しようと奔走します。


「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督の作品です。


世界的に有名な1969年のウッドストック・ロックフェスティバルの、

舞台裏の話です。

40万人の観客を動員したこの音楽祭は、

大規模な音楽祭の元祖だそうです。音譜


私はこの頃小学生だったので、

この音楽祭の記憶は全くありません。

出演者を見ると、豪華すぎる面々です。

ただ、この作品ではコンサートの様子は流れません。

あくまでもこの地にどうやってコンサートを招致したかという話。

実際のコンサートのドキュメンタリー映画は他にあるそうです。ニコニコ


先ずは1969年、世界で何が起こっていたかが重要どころ。

冒頭でエリオットの母親がテレビニュースを見ています。テレビ

そこには、ベトナム戦争、イスラエルの紛争、そして人類初めての月面着陸。

日本でも学生運動や反戦運動が盛んな時代です。


「ヒッピー」と呼ばれるひとたち。

うん、これなら憶えています。

ロン毛でパンタロン、頭にバンドをしているひとよね。


アメリカのヒッピーたち40万人が、一斉に地方の牧場に集まる。

当然道路は渋滞します。車


主催者側を悩ませるのは衛生面でもあり、

トイレが圧倒的に足りないのです。トイレ

そのため、「観客に米とバナナを食わせろ」と言っていましたが、

それは間違いです。ビックリマーク

バナナは食物繊維があり、お通じが良くなるのよ~にひひ


商工会議所のエリオットは何をしているかというと、

コンサートを見るのではなく、

見回りというか集まった観客たちの人間ウオッチング。

あちこちで寄り道して、色々な体験をします。アップ


コメディタッチの青春ムービーなのですが、

お子さまが見てはいけない場面もあり。

本当に変な劇団があったのか知りませんが、

会場内での観客の行動は制限されるものでは無く…あせる


エリオット役の役者さんは初めて見ましたが、

リーヴ・シュレイバーが筋肉盛り盛りのたくましい女装家キスマークで、

それが妙に似合う。

彼女がスカートをめくりあげた時、目にしたものは目



また、主催者側のマイケル役はすごく感じのいい俳優さんで、

メイミー・ガマーは当時のヒッピー役にぴったり!


関西地方にお住まいの方なら御馴染みでしょうが、

とある畳のCMに似た場面がありますよ~

ほら、旦那さんが「うちには畳を変えるお金が無い」と言って畳を持ち上げると、

そこには~叫び叫び叫び


映像は、当時のドキュメンタリー映画を観ているようです。

エリオットと一緒にフェスティバルの裏を除いた気分ニコニコ


フェスティバルのおかげで若返ったエリオットの父親にエール送りたいです。




主婦と洋画とひとりごと