2005年 イタリア


詩人で教師をしているアッティリオ(ロベルト・エニーニ)は、

毎晩のように結婚式の夢を見ます。

夢に出てくる女性ヴィットリア(ニコレッタ・ブラスキ)がイラクで重病に罹ったと聞き、

彼は戦時中のイラクへ乗り込み、

命をかけて入院中の彼女のために医薬品を手に入れます。

彼女の回復後、2人はイタリアで顔を合わせます。


またもやロベルト夫婦共演の作品です。

よほどこの美しい妻を信頼して愛しているのでしょうね~


「ライフ・イズ・ビューティフル」では第二次大戦下が舞台でしたが、

今回はイラク戦争。


両作品とも雰囲気は似ていました。

戦争で爆弾は落とされ、地雷を踏みそうになる。

だけど、アッティリオの言動は笑いを誘います。


一見ヴィットリアとのラブストーリーのようにも見えますが、

中盤からイラクを舞台にしていて、これは明らかに反戦映画なのかな。

「何故人間は戦争をするのか」というセリフも出てきます。


笑いで戦争を批判する作品といえば、

チャップリンを思い出しますね。

でも、チャップリンとの違いは一目瞭然。

ロベルトはいつもどおりの爆弾トークです。

詩人の役なので、セリフはロマンチックなのですが、

相変わらず、うるさすぎ…ガーン


イラクの夜。遠くの対空ミサイルを見上げる場面。

彼の言うように天使が飛んでいるように綺麗でした。

でもこれは戦争。

惑わされで自分を見失ってはいけませんね。


ロベルトの一人芝居のような作品でしたが、

「死んだあとも、生きていることを忘れない」

あり得ないけど、何だか妙に説得力のある言葉でした。


結末の部分はうまいこと作ったつもりでしょうが、

私は途中で気が付きましたよ~

だって夢の中のヴィットリアが「娘の迎えが8時30分」って言ってたもの~にひひ


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