1987年 アメリカ
セレブ妻のジョアナ(ゴールディ・ホーン)は超ワガママで高慢ちきな嫌われ者。
ある日、クルーザーから落ちて意識不明になって運ばれます。
そのニュースを見た大工のディーン(カート・ラッセル)は、
彼女に600ドルの工賃の貸しがあったため、
それを取りかえそうと、嘘をついて彼女を自分の自宅へ連れ帰り、
家事や子供の世話など家政婦同然の扱いをさせますが…
ラブコメの王道のような骨組みの作品です。
つまり、最初は反発しあう男女が、紆余曲折を経て最後は結ばれるという…
しかも美女と野獣というのもよくある設定ですね。
1945年生まれのゴールディ、この頃はすでに40歳頃だと思いますが、
若くて綺麗です。
このかた、髪を振り乱して大口を開けて笑っているイメージガ強かったのですが、
セレブ妻の場面で金髪をアップにしている彼女は本当に美しくてビックリしました。
思いやりの全く無い女性が、
仕返しに連れてこられた男性の家で、したことの無い家事と母親を体験する。
面白い設定です。
暴騰のジョアンナのワガママぶりを見たら、
ディーンの家でアタフタする姿に、彼同様仕返しをした気分になれるのでは
ただ、騙すにも程があるでしょうと言うくらいジョアナはこき使われるのよね~
ちょっと気の毒にも思えました。
彼女を愛し始めてしまったディーンは本当のことを話そうとするのだけど、
ジョアナを慕う子どもたちはずっと彼女が母親でいてほしい。
記憶が戻り本当の夫の元へ帰ったジョアナですが…
大金持ちの家に生まれセレブの生活しかしたことが無かった女性が、
人生を別の視点から見ることが出来た作品です。
そして、すでにゴールディはカート・ラッセルト交際していたのか、
2人の息はピッタリです。
こんなラブコメは女性だけでなく、カップルが観ても楽しめると思いました。