1993年 アメリカ
デーヴ(ケヴィン・クライン)は小さな派遣会社の経営者。
アメリカ大統領の警備上の問題から、一夜の大統領の替え玉に雇われたデーヴでした。
しかし、大統領が脳卒中で倒れ、暫くの間替え玉を続けることになってしまいます。
ところが大統領は妻(シガニー・ウィーバー)とは不仲で福祉にも無関心。
デーヴは国家予算を削って施設の存続に充てようとしますが…
この作品は○UTAYAの発掘良品コーナーで借りて来ました。
ケヴィン・クラインが大統領とデーヴの二役を演じています。
もっとも大統領はすぐに病気で倒れるので、
殆どが替え玉のデーヴです。
人気取りだけで、内政に関心の無い大統領。
一般市民のデーヴは当然のことながら、矛盾を感じます。
親のいない子供たちの施設を存続するために6億5千万の資金。
これを無駄な国家予算をあちこち削って捻出するのです。
まるで仕分け事業のようで、観ていてスッキリします。
また、大統領の妻とのラブロマンスも織り込まれています。
ウィーバーは強い女性がよく似合いますね。
副大統領にはベン・キングスレー。
貫禄があって安心する俳優さんです。
現役の議員やマスコミも登場します。
デーヴは完全雇用政策を打ち出しますが、その政策にも彼らは賛否両論。
色んな知識人の考え方が分かって、
これはただのコメディでは無いよね~。
そうそうシュワちゃんも出てきます。まさか本人がこの10年後に知事になるなんて…
この撮影時期に、クリントン大統領が就任したそうです。
映画の大統領は秘書と浮気をしていましたが、
まさかクリントンがマネをするとは、因縁ですね。