1998年 アメリカ


刑務所から出所したビリー(ヴィンセント・ギャロ)は実家に向かいますが、

母親には自分に妻がいると言ってしまったため、

偶然近くにいた少女レイラ(クリスティナ・リッチ)を拉致して、

彼女に両親の前で妻であるように演技をしろと迫ります。

また、ビリーは自分の運命を狂わせた男に復讐をしようとたくらんでいました。


実はギャロの作品は他に観たものが無いのです。あせる

一方、リッチはオバケの少女以来色々な役を演じていますね。

ちょうどこの頃は他の作品でもぽちゃぽちゃ体型だったわ。

ビリーの母親役がアダムスファミリーのママだったのも遊び心からかしら?にひひ


他のラブストーリーと比べるととても風変わりな作品です。

シリアスだと思ったら、コメディ風な場面もあり。


特にカメラアングルは面白かったです。

・レイラを拉致した場面の駐車場

・ビリーの家の食卓

・ボーリング場

・スピード写真の中

・ホテルのベット


特にビリーの家で画面の中心から突如現れる小窓が斬新でした。

また、ホテルのベットで横になるビリーの角度に笑えました。にひひ


後半までビリーはずっとイライラしっぱなしで暴力的。

レイラは何故こんな男にいつまでも付いていくのかが不思議でした。

描かれてはいないのですが、きっと彼女にも何か理由があるのでしょうね。


ビリーが落ちぶれたのにはれっきとしたワケがありました。

両親とも子供に関心が無い。

今で言うネグレクトだったのです。


この作品のタイトルは彼の生まれた場所と年なのですが、

それがすごく空しいのです。

母親にとってビリーの生まれた日は最悪の日だったのですから…むっ


そして最後のスコットの店の場面。

ビリーが想像した結末が面白いです。

殺される(予定)のスコットと自殺する(予定)のビリーのあの顔ビックリマーク


何故ビリーが考えを変えたかのかはてなマーク

それは墓地に佇む母親…

酷すぎて逆に笑えます叫び


でもレイラの存在もあったでしょうね。

最後に友人と電話するビリーの顔が可愛く見えたわ。


ストーリーもカメラも役者も良くて人気の作品のようですが、

私は暴力的なものが好きではないので、

ビリーの言動をもう少しマイルドにしてくれたらもっと良かったのですが…


バッファロー’66 [DVD]/ヴィンセント・ギャロ,クリスティーナ・リッチ,ロザンナ・アークェット