2008年 アメリカ
CIAで働くオズボーンは、アルコールが原因で分析官をクビになってしまいます。
一方、スポーツジム職員のチャドとリンダは拾ったCDをエサにオズボーンを恐喝しようとします。
財務省で働くハリーは、オズボーンの妻と不倫中ですが、
リンダと出会い系サイトで知り合い関係を持ちます。
すっごくお馬鹿な作品と聞いていたので、DVDで充分だと思い今頃借りてみました。
偏屈なオズボーンにはジョン・マルコヴィッチ、その妻ケイテイにオスカー女優のティルダ・ウィントン。
ハリーにはジョージ・クルーニー、大ばか者のチャドはブラット・ピッド。
ジムのオーナーにリチャード・ジェンキンス。
そして全身整形に命を賭けたリンダは、コーエン監督の妻フランシス・マクドーマンドという豪華キャスト。
で、一体この作品誰が主人公だったの
彼らの関係がグルグル回って複雑すぎて、
CIAの幹部ではありませんが、何が何だか…
オマケにスパイと探偵事務所の区別もつかず…
3組のカップル(リンダとチャドは同僚)。
この計6人が全員嫌~なヤツなんです。
唯一、素直な心の持ち主のテリーさえもお気の毒なことになってしまって、
コーエン監督、それは惨いわ~。
オズボーンが自分の軌跡を記録した媒体を失くしたと聞いて、
ケイティが、「でも、そんなゴミ何でで盗むわけ?」と聞いた場面は思わずニヤリ。
けれども、最初のうちはちょっとは笑えたのですが、
後半には面白いのかも知れないけど笑えず…
それにハリーが作っていた力作はいただけませんでしたね~。
あれって劇場で観た方々の反応はどうだったのかしら?
せめて、飛び出すブツを他の物にして欲しかったわん。
ブラピはスポーツドリンクを飲む顔が本当にお馬鹿でした。
そして中盤でもうリタイアするのか~
また、リンダが全身整形の費用のため何でもしようとする姿は、
面白いというより、すごく怖かったです。
私はコメディ作品は好きなのですが、
銃や暴力で笑わせる作品は苦手です。
それを再認識した作品でした。