2008年 アメリカ


ダイアナ(ユマ・サーマン)は大学で美術を教える教師。

夫は大学教授で、娘にも恵まれ幸せな家庭を築いています。

しかし、15年前17歳の時、高校で銃乱射事件があり、

トイレで犯人に遭遇したダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)と親友のモーリーン(エバ・アムリ)は、

犯人にどちらか一人だけ殺すがどっちを選ぶか迫られたのでした。


この作品は観る予定はなかったのですが、

どうしても結末が知りたくて、ネタバレを見ないようにDVDに挑戦しました。あせる


母親になったダイアナと高校生のダイアナの時間が行ったり来たりします。


「良心」という言葉が度々出てくるので、

当初想像していた乱射事件の顛末はこうだろうな~思っていたのですが、

後半ダイアナの様子がどんどんおかしくなってきて、

完全に事件の後遺症でうつ病になったのかと思いきや、

これまた最後の場面を見たらそれも違うよう…


どうやら観る人によって捉え方が違うように作られたような気がします。

私はグレーゾーンは嫌なので、自分なりに結論を出しましたけどひらめき電球


この作品の結末は横に置いておいて、

さて、日本ではあり得ないかも知れないけど、

もし、ダイアナたちのようにどちらか一方を殺す選択を強いられたら、自分はどうしていだろうはてなマーク

「自分を撃って」と言ったか「自分は殺さないで」と言ったか…


確実にいえる事は、もし後者を選んで自分だけが生き残った場合、

一生良心の呵責がのしかかったまま生きることになるのでしょう。

精神的な病気に罹っている可能性もあります。

幸福な結婚生活なんて無理ガーン


そう思うと、犯人からみると我ままな選択でしょうが、

多分私はあくまでも2人揃って殺さないでと願望し続けるな~。

それで2人とも撃たれたら仕方がないや…しょぼん


ダイアナの家の庭の花黄色い花がとても綺麗で幻想的でしたが、

その幻想的な花がこの作品の結末のヒントになっているような気がします。


ダイアナの選択 [DVD]/ユマ・サーマン,エヴァン・レイチェル・ウッド