2000年 アメリカ


ブロンクスに住む黒人少年ジャマール(ロブ・ブラウン)は、バスケの得意な16歳。

実は彼は本が大好きで、こっそり創作までしていましたが、周りの人たちには内緒でした。

遊び場の側にはアパートがあり、そこに住む得体の知れない老人(ショーン・コネリー)と知り合います。

ジャマールはその才能を見出され私立の進学校に転校します、

しかし、そこには差別と偏見を持つ教授がいました。

そんな中、ジャマールは老人の正体に気が付きます。


フォレスターの部屋での2人のやり取りは、まさしく本を読んでいるような錯覚になります。

冒頭の添削場面も、何だかうちの子供の受験の時の添削指導を思い出しました。

まさしく赤ペン先生ビックリマークにひひ


一方、ジャマールが転校した進学校は文武両道。

同級生の話によると、先生は生徒に興味がないという。

何故かというと先生達は自分の研究や授業にしか興味がないから目

何だか日本にもありそうな学校だわ。あせる


ジャマールは偏見や妬みに真正面から立ち向かっていきますが、

老人フォレスターは社会に背を向けた人ですから、

ジャマールの納得するようなアドバイスをしてあげられませんでした。


でも小説家として少年を指導するにはまだまだ老いぼれていません。

老人と若者の文章の書き方についての討論は流石です。

(例えば接続詞を文頭に持ってきていいか否かなど)


「自分のために書く文章は、人に見せるための文章に勝る。」


小説家の方々は皆そうやって執筆しているのかしらはてなマーク

人に見せるため、万人受けするために書いていた作品は劣るそうです~あせる

だったらブログだって元々日記なのだから、

人に読んでもらうためより自分のために書いたほうが優れた文章になるのかもね。ひらめき電球


007シリーズのショーン・コネリーはまさしくハキハキとした英国の英語。

ヤンキー・スタジアムでたくさんの観客に囲まれるシーンがあるのですが、

やっぱりひとりオーラが出ていましたね。星一般人とは全然違います。

ロブ君はこの作品でしか見たことがありませんが、バスケの上手な少年ですね。バスケ

また、監督つながりでか、マット・デイモンもちょっと出演しています。にひひ


一方、ジャマールと同級生クレアとの恋の行方はどうなっちゃったのかしらはてなマーク

この辺は半端だったような…


少年は老人のおかげで一回り大きくなり、

老人は少年との交流で残りの人生に生きがいを見つけられた。

心の温まる作品でした。ニコニコ


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