2008年 フランス
1936年のフランス。
下町で細々営業していたシャンソニア劇場は不況の煽りを受け、不動産業者の手に渡ってしまいます。
支配人のピグワル(ジェラール・ジュニョ)は、別れた妻に一人息子を連れて行かれ、連れ戻す条件は定職に付くことでした。
そこで仲間3人と共に劇場の建て直しに奮闘し、
ドゥース(ノラ・アルネゼデール)という美しい娘をスカウトします。
私、「幸せ」という言葉に弱いんです…
きっと最後は私もハッピーになれるんだろうな~と…
当時のパリの下町、すごく可愛らしいセットでした。
何だか屋内型テーマパークみたい。
アコーディオンの音色もこの町の雰囲気ににピッタリ合っていました。
「コーラス」をまだ観ていないので、ジュニョは「パティニョールおじさん」以来です。
頑固でお人よしなのは一緒でした。
一方、ヒロインのノラは1989年生まれだそうです。
うちの息子と同じ歳?見えない見えない、外国人は大人っぽいわ~
この20歳そこそこの娘を狙う悪徳不動産屋のおっさん、
ちょっとありきたりの設定かな~。
また、「モノマネ王子」役のカド・メラッドは1964年生まれ。
嘘でしょ~!私より年下よ。
もっとおじさんに見えましたけど…
この中では若手のミルー(クロヴィス・コルニアック)。
あんまり好きな面ではございません。
女垂らしの役ならもっとイケメンをチョイスして欲しかったです。
息子のジョジョとの絡みが思ったより少なかったのが残念なのですが、
その分後半の再会の場面では泣かせてくれます。
この芸達者な役者揃いの中で、私の一番のお気に入りは、
20年間引きこもりだった老人マックスの飼い犬
マックスが20年ぶりに出かける様子を見た彼(犬)の表情が最高でした
ストーリーが単純で、私の性格も単純だから涙が出てくるシーンも幾つか有りました。
下のまつ毛にマスカラ付けないでよかったワン!
そして予定通り最後は「幸せ」に終わります。