2008年 アメリカ
ニムという女の子(アビゲイル・グレスリン)と海洋生物学者の父(ジェラルド・バトラー)は、
南の孤島に2人きりで住んでいました。
父は調査の為に海に出かけたところ、嵐に遭い音信不通に。
一人ぼっちのニムは、メールで知り合った児童文学作家アレクサンドル(ジョディ・フォスター)に助けを求めます。
けれども、彼女は外出恐怖症、対人恐怖症、潔癖症で、
外に出かけられなくなっていたのです。
原題は「NIM'S ISLAND」(ニムの島)で、児童文学の映画化作品です。
去年、映画館で「おくりびと」とこの作品を天秤にかけて、「おくりびと」の方を観たのよね~。
最近、戦う女役が多いジョディ・フォスターは、
この作品ではコミカルな役どころでした。
確かインタビューで、自分のお子さん達に見せたかったと言っていたと思います。
一方、ジェラルド・バトラーは父親としての出番は少なく、
もっぱら、アレクサンドラのなかの空想のヒーローとして登場しています。
でも2人のハリウッドスターはあくまでも添え物で、
この作品の主人公は「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイルちゃんでした。
DVDパッケージ↓の真ん中にいるのは本来ならニムだと思うのですが…
冒険ファンタジーですので、島のほど深い所にある父娘の家は、
可愛らしくおとぎ話に出てくる家のようでした。
彼女のお友だちのトカゲや鳥、アザラシも大活躍
これって夏休み、親子で観るのにちょうどいい作品です。
文学好きのお子さんなら、ニムのように冒険物語の中に入り込めるかもね。