2009年  日本(4月18日公開)


二浪して京都大学に入学した安部は、帰国子女枠で入学した高村と共に

葵祭りのアルバイトの帰り、「京大青竜会」というサークルに誘われました。

憧れの人早良京子を追い入部。同じ新入生の中のは凡ちゃんこと楠木もいました。

ところがこのサークル、蓋を開けて見たら、京都の4つの大学で対抗戦を行う、

「ホルモー」と呼ばれる鬼を操って戦う競技のサークルだったのです…


「鹿男あをによし」の万城目学原作の映画化作品です。

今回は試写会に誘って頂きました。

京都が舞台ということで、な~んと舞台挨拶のサプライズ付きでした。

本木監督、主演の山田孝之君、栗山千明さん、濱田岳君の挨拶がありました。

Kさん、ありがとうございました!


私は原作を読んでいないので最初は分からない事が多かったのですが、

先ずは、何故この4つの大学が、

京大、立命館大、龍谷大、京都産業大なのか。(何で娘の通う大学は入っていないのか?)

これは説明がありました。


また、何故「鴨川ホルモー」なのかも、ふざけた理由ですが教えてくれます。

お気づきの方も多いでしょうが、登場人物の名前、

安部、高村、楠木、早良、菅原等も京都の歴史にとても関係があります。


京都の観光地をあちこちと映し出してくれますが、

かといって、京都好きの京都通の方々が観る作品とも違うと思います。


ご存知のようにこの作品は青春コメディーです。

オニを操る時はオニ語を使い、奇抜なポーズで戦います。にひひ

男性陣はともかく、栗山千明さんや、芦名星さんまで…。

CMでも見られたと思いますが、代表的なオニ語は攻撃時の、

「ゲロンチョリー!!です。


さて、オニ対決以外の見所は、吉田神社で行われる神事はてなマークレナウン踊り叫び

私は知っていますが、今の大学生ってこのCMを知っているのかな~はてなマーク

うちの子供たちは知らないと思います…


それと貴重な映像も。

それは京大吉田寮内での撮影。

滅多にカメラは入れないそうです。

私が以前見たテレビではお湯の出ないシャワーで学生が身体を洗っていましたが、

そんなもんじゃないです。凄いです…叫び一見の価値がありますよ~。


先輩役の荒川良々さんの舌足らず?でおっとりした演技が良かったです。

他の若者たちもエネルギッシュでしたが、青春ドタバタコメディーですので、

シニア割引で鑑賞される方々にはあまり向いていないかな~。

逆に京都の大学生は見に行く確率大ですね。


舞台挨拶で司会の方が山田君に「どんな作品ですか?」と聞いたら、

「あとに何も残らない」とか「くだらない」みたいな事を言っていました。

まさしくその通りです。にひひ


原作との違いは分かりませんせんが、この映画自体は、

鑑賞している113分間だけ楽しめればそれで「ハイおしまい!」的な作品です。

コメディー映画はどれもそんなもんです。

そういう作品が好きか嫌いかは人それぞれですね。


原作ファンの方々はどんな感想を持たれたのか、

公開後ファンの方々のレビューを楽しみにしています。



主婦と洋画とひとりごと