1979年 アメリカ  アカデミー賞作曲賞受賞作品クラッカー


父親の仕事の都合で、パリに住むアメリカ人ローレンは13歳の女の子。

一方、映画好きでタクシー運転手の父親と二人暮らしの男の子ダニエル。

全く違う環境で育った二人は共通の話題で盛り上がり恋に落ちます。

老紳士から「サンセット・キッス」の話を聞き、

この老人を巻き込んで、彼らは家出をしてベニスへ向かいます。


「明日に向かって撃て」、「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督の作品です。

ちなみに映画の最初に「明日に~」、後半に「スティング」の一部分の上映シーンが映ります。


この作品はダイアン・レインの映画デビュー作だそうです。

今でも第一線で活躍中のダイアンは、綺麗なのはもちろんですが、

見ていても凄く感じのいい女優さんですね。

笑った口元が可愛いですが、ちょっと上に向いた鼻も親近感が沸きます。ニコニコ


また、変にお色気があるということも無く、

いかにも清純そうなダイアンは当時日本のファンも釘付けになったのでは?


13歳という設定の子供たちですが、

この頃はまだ体格も性格も女性上位で、男子たちはまだまだ可愛らしいです。


当然、家出となると(最初は誘拐扱いでしたが)、

3人は追われる身となります。

フランスからイタリアへ国をまたいで大騒動でしたが、

切羽詰まった感じは全くありませんでした。


所持金も少なく、連れ戻されるのは覚悟でベニスに向かったわけですし、

巻き込んだ相棒の老紳士は実はスリだったりで、

てんやわんやで笑えます。にひひ


その老スリ役はローレンス・オリヴィエ。

1907年生まれですから、残念ながら既に亡くなられていますが、

この人のこの役あっての作品です。合格


今の子供たちもローレンとダニエルのようなピュアな心を持っているのかな~はてなマーク

ネットいじめのニュースを聞くと、

橋下府知事が子供たちにケータイ禁止と言っているのも分かる気がしますが、

大人が作った今の状況下に子供たちが巻き込まれている感も有りで…


子供から大人に変わっていく、

ちょうど青春時代の入り口にいる2人と、世の中を知り尽くした老人の、

小さいけれど楽しく、また、お互い意義のある冒険ストーリーでした。


↓音楽もいいけど、DVDの表紙の絵もパリっぽくて素敵ビックリマーク


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