2008年 アメリカ
飛行機事故で5人の男女が奇跡的に助かりました。
セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は彼らのカウンセリングを担当することになりました。
ところが、怪しげな男が現れたり、航空会社の男性がクレアの後を付け回します。
その内乗客が一人ひとり姿を消し、クレアは航空会社の陰謀を疑いはじめます。
一方彼女は乗客の一人エリック(パトリック・ウィルソン)と恋に落ちてしまいます。
先日、勤めに出かける直前かかっていたテレビ番組(名前は知らない)で、
小倉さんが、「そりゃ~ないだろう」と言い、
笠井アナが「あるある、良かったです。」と二人で押し問答していた作品です。
と、言う事は結末があっと驚くんだろうな~、と思い劇場へ足を運びました。
映画の紹介サイトでは心理サスペンスとなっていました。
確かにクレアの隣人のやたらおせっかいのおばさんや、
航空会社の威圧的な職員にムカっとして、
早く事故原因が解明出来ればいいなと願っていました。
エリックが犬に怯えたり、時々苛立ちを見せる時もPTSDのせいだと思っていました。
ところが、クレアとエリックが恋に落ちる辺りから、
ちょっと
生存者がもう一人現れたり、逆に見知らぬ人物たちまで遠くから見つめてくる。
う~ん、これが小倉さんが言っていた「そりゃ~ないだろう」結末に向かっているんだな~。
と、遅まきながら気が付く私…
このように、私は最初から少し警戒して見始めたわけですが、
この作品を全く予備知識0パーセントで鑑賞して、
トニ叔母さんやペリー先生に気が付いた人は凄いです。
確かに航空会社のおじさんは威圧的なわりに眉が下がって悲しそうな顔をしていたかも…
でも、最後、クレアの部屋に仲たがいしたままの姉エマが訪れ、
「エマのいない人生なんてありえない」と書かれた手紙を見つけた時は、
涙がこぼれます。
好き嫌いが別れる作品でしょうね。
でも、「ありえな~い!」と怒ったかたも、
結末を知った上、2回目を観ると、また違う感想を持つのではないかと思います。