2004年、アメリカ。主演はトム・ハンクスです。
クラコウジア(架空の国)からニューヨークの空港に降り立ったビクターは、
直前の自国のクーデターによって無国籍状態になり、パスポートは無効、ビサは取り消しになってしまいます。
国に戻れず、空港からも出られず、彼はターミナルで生活するはめに。
最初の方でちょっとイライラしたのは、「いくら外国人でもあの位の英語はわかるでしょ」
ということかな。
その後はポンポンとテンポよく進行しました。
トム・ハンクスの真面目なのかとぼけているのか分からないいつものあの表情
私がウケたのは「ヤギの薬」
やったぜビクター
脇を固めているコメディー俳優さんたちも面白かったです。
保安責任者役のスタンリー・トゥッチは憎まれ役もいいですね。
スッチーのキャサリン・ゼタ・ジョーンズは相変わらずゴージャスで。
でもね。空港内にお友達がたくさんできるのはいいとして、
最後に皆が集合してエールを送るっていうのが、
いかにもアメリカ式で、例えば大統領戦を思わせるようなしらじらしさ。
もっと静かに何気なく送り出せなかったのと思ったのは私だけでしょうか。