イスラエルの作品です。
アフリカの小さな村の代表として聖地エルサレムを目指す青年が、不法労働者と間違えられたり、騙されたりしてどんどん脇道にそれてしまうお話です。
素直で努力家のジェイムズは、たちまち不法労働者の手配師にまで登りつめます。
そして意外な形で彼はエルサレムに行くことに…
キーワードは「フライヤ(人に吸い取られるもの)になるな。」
自分は働かず、他人を働かせて金儲けをする。
手配師はその一つですね。
コメディー映画だそうですが、現代のイスラエルの拝金主義を皮肉っているのです。
そうかイスラエルのユダヤ人ってお金持ちのイメージがあるけど、そういう商売が有りか~。
お金儲けに対して天才的な能力があるのね。
シェイクスピアの「ベニスの商人」にも金貸しのユダヤ人が出てきましたし…。
ユダヤ人たちにこき使われたジェイムズ君、変な知恵はついてしまったけど、
最後の最後まで素直ないい子でした。