ベルギーのブリュッセルを舞台にしたフランス映画です。
サスペンスということですが、タイトルからして、ちょっと違うでしょ
出演者もコメディー俳優さんが中心だし、
音楽がやたら軽快です。
そもそも、登場人物が皆、奇人変人です。
いちばんまともなのは警視ですが、
部下→不器用でドジ
母→懸賞マニア サバンナ好きのド派手
秘書→母に負けずにド派手、仕事をしない
神父→万引き犯、ムール貝で作った十字架を背負う
監察医→解剖好き、遺体とお友達?
キャバレー「突然死」の面々→店の人も客の面々も変
そして、タイトルの「マダム」はオカマのおじさまです
フランス映画らしく、カラフルでセットも絵画的。
連続殺人の被害者たちは美大生ですが、
警視の部屋のドア横の穴も何だか芸術的に見えてきます。
一方、彼の母の趣味は凄いです。
鍋まで豹柄で、大阪のおばちゃんもビックリだろうな。
秘書のイヤリングも凄いですよ。
ミニ金魚鉢型の中に本物の金魚が入っているし、
牛の乳型のイヤリングからは、コーヒーにミルクが出てきちゃう。
ちょっとドラマっぽいのは、マダムが昔男だった時、
彼女との間に出来た娘が会いに来たところです。
あとはコメディーで、サスペンスはオマケかな。
ちなみに強面の監察医は宇梶剛士、
マダムは歳のいったジャック・ブラック似でした。